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2010年 10月 04日
東リ旧本館事務所
伊丹の近代建築

伊丹市の南部、尼崎市と接する一角に東リ株式会社の伊丹工場が置かれています。ここには同社の創業時に本館事務所として建てられた事務所棟が残されています。大正9年築。設計:渡辺節
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工場正門から奥手に見える2階建ての大きな木造建物が創業時に建てられた旧本館です。90年の歳月の中で若干手が加えられていますが、概ね竣工時の姿を留めています。
木造下見板貼り、ハーフチンバー式に柱を露出させ、庇の持ち送りにアールデコ表現が用いられています。*詳しくはこちらを参照してください。
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現在の社名は東リ株式会社と言いますが、1991年に社名変更するまでは東洋リノリューム株式会社が正式名称でした。
大正8年に創業された同社は、学校や病院などの公共機関や工場・オフィス、軍艦や船舶の床材として広く使われる事となるリノリウムを日本で初めて製造し、国内シェアをほぼ独占する専業メーカーへと成長していきます。塩化ビニール系の床材が普及した今日、リノリウム自体の製造は終了していますが、総合内装材メーカーに発展した同社の基礎を築いたのが当時の武庫郡伊丹村に開設されたこの工場でした。
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関西で活躍した渡辺節の代表作としては大阪商船ビルや綿業会館が有名ですが、住宅からこのような工場施設や倉庫に至るまで、幅広いジャンルの設計を手掛けていました。
因みに、この建物の設計者については近年まで不詳とされていましたが、改修工事の際に棟札が発見され、渡辺節の設計であると確認されたそうです。
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上げ下げ式の窓が当時のまま残っています。
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妻面に設けられた玄関。長く突き出た庇を大きな持ち送りで支えます。
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床材としてのリノリウムはその役目を終えてしまいましたが、日本の建築史の中で同社が果たした役割は非常に重要な物でした。
リノリウム製造ラインだった古い建物の殆どは取り壊され、近代的な工場施設に建換えられてしまいましたが、資料館として残されたこの建物が同社の90年に及ぶ長い歴史を伝えています。
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by sunshine-works | 2010-10-04 23:29 | 近代建築 | Trackback | Comments(4)
2008年 04月 12日
旧神戸瓦斯本社(神戸ガスビル)
神戸中央区の近代建築その39

神戸駅の西側に位置する新開地は、かって神戸最大の歓楽街でした。この新開地の入口に美しいアールを描いて建つこのビルは神戸瓦斯株式会社の本社として昭和12年に建てられました。関西で数々の名建築を手掛けた渡辺節の設計です。
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新開地は湊川の付替えに伴って河川敷を埋め立てて開かれた街です。後背地に福原遊郭を控え、演芸場や飲食店が軒を並べる東京の浅草や大阪の新世界に相当する庶民の娯楽の中心地でした。
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神戸を中心とした兵庫県を供給エリアとした神戸瓦斯ですが、昭和20年に大阪ガスと合併します。現在は大阪ガスの事業所として使われています。
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現在は2階以上の外壁にパネルが貼られていますが、当初は化粧タイルが貼られていたようです。
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歓楽街だった新開地の入口にはこの神戸瓦斯の本社と、ライバルにあたる神戸電燈の本社が並んで建てられていました。近代都市を支えるインフラ供給者である両社は神戸で最も賑やかだった場所に居を構える事となりました。需要拡大に利用者への啓発が欠かせない両社にとって、この場所は最良の場所だったのかも知れません。本社機能と併せて館内はショールーム機能や料理教室を開くPRスペースとなっていました。
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裏側は4階部分に張り出し窓がある以外は特徴の無い、あっさりしたデザインです。
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定礎には皇紀で竣工年が記されています。
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渡辺節の代表作である綿業会館、大ビル、大阪商船ビル等と比較すると、このビルはやや趣を異にします。外観はモダ二ズムのスタイルでまとめられ、館内はアールデコ風にデザインされています。
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市松模様に配色された床や当時では珍しいステンレスフレームのガラスドアが配された廊下は現在の感覚でも斬新なデザインです。
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磨き上げたステンレスが美しいエレベータ扉。
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神戸一の歓楽街として栄えた新開地ですが、繁華街が三宮に移った今では街の様相はすっかり様変わりしてしまいました。演劇場や映画館はマンションに姿を変え、沿道の店舗も今は数える程になってしまいました。このビルはモダンな建物が立ち並んでいた往時を偲ばせる唯一残された遺構になっています。
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by sunshine-works | 2008-04-12 01:44 | 近代建築 | Trackback(2) | Comments(2)
2008年 02月 12日
旧神戸証券取引所(神戸朝日ビル)
神戸中央区の近代建築その24

旧居留地の北端、三宮に程近い浪花町の一角に大きく弧を描く印象的な建物が建っています。この建物は昭和9年に渡辺節の設計で建てられた旧神戸証券取引所の外観部分を再生利用した物です。(平成6年改修)
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神戸証券取引所は東京、大阪に次ぐ全国3番目の証券市場として明治16年に創設されています。地域的には大阪に近接している神戸ですが、昭和42年に廃止されるまで独自に証券取引所が置かれていました。国際貿易港として発展を遂げた神戸とは言え、証券市場は東証や大証に比べて小規模な物でした。しかし、この取引所は東京や大阪の証券取引所を凌ぐ程大きくかつ豪華な建物に思えます。竣工した当時の神戸経済界には相応の勢いや先行き期待があったのかも知れません。
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昭和9年に建てられたこの建物ですが僅か10年程で取引所としての使命を終えてしまいます。昭和20年の終戦と同時に進駐軍に接収され、昭和28年に返還された後は映画館として使用される事となります(証券取引所は近くの別の建物で再開されていました)。その後再開発によって高層オフィスビルに建替えられる事となったのですが、元の建物を低層部として残し、内側に高層棟を組み込む形で保存される事となりました。海岸ビルの再建と同じような手法ですが年代的にはこちらが先になります。
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低層部として保存された旧建物は扇型に広がる前面部分がL型に組み合った基部に繋がった形で構成されています。現在の前面部分は角柱がオブジェの様に並んでいますが、かってはこの柱の間に外壁が廻らされていました。後方部分は当時の建物をそのまま活かして商業棟として使用されています。
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側面に設けられている玄関
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玄関部分の内側
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海岸ビルに比べると新旧建物の取り合わせに違和感が少なく自然な感じがします。低層部の面積が大きくデザインも特徴的な為に高層棟とのコントラストが際立って別個の建物の様に見えるのが一因でしょうか。高層棟がかなりセットバックしているので下から見上げた時にも然程気になりません。
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旧建物を残して建替える場合はオリジナルの形を残して再生する手法が常道なのでしょうが、この建物は思い切って印象的な部分(列柱)だけを利用した例です。建物保存の趣旨からは全体保存が望ましいとは思いますが、特徴的な部分を抜き出した事でより印象が強く出て面白い効果となっています。
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by sunshine-works | 2008-02-12 21:18 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2008年 01月 17日
旧大阪商船神戸支店(商船三井ビル)
神戸中央区の近代建築その17

海岸通りのほぼ真ん中に建つ優美な姿のこのビルは旧大阪商船神戸支店として大正11年に建てられました。設計は関西の名建築を数多く手がけた渡辺節です。
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海岸通りに並ぶ近代建築の中でも一際目を惹く建物です。当時アメリカで流行していたアメリカンルネッサンススタイルを取り入れ、重厚な様式美と洗練された合理性を併せ持つ美しい姿形となっています。曲線と直線が織り成す流麗なフォルムに魅了されます。
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大阪商船は現在は商船三井の名が知られている為に三井財閥系の印象が強いのですが、住友系の大阪商船と三井物産の船舶部門が戦後に統合して出来た会社が大阪商船三井船舶です。戦前の大阪商船は東の日本郵船(三菱財閥の基幹会社)に対する西の大阪商船として日本の海運業界を2分していました。
関西を基盤とした大阪商船だけにこの建物は支社とは思えない豪奢な社屋となっています。
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1階外壁はルスティカ積みと呼ばれる手法で大きな石を積み上げています。あえて粗い岩を使い石の素材感を活かした仕上げとしています。
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この建物も神港ビルヂングに劣らず大きな建物です。随所に施されたメダリオンやテラコッタの装飾、バランス良く整えられた各階の窓の配列は大きな壁面空間を効果的に彩り、単調さを感じさせません。
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入口は数箇所設けられています。現在塞がれている南西角の入口はかっての主玄関だったと思われます。
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こちらは西面の入口
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北側にも入口があります。
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北側の玄関内部
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おそらく当時から使われていると思われるエレベーター。
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増築・改築を加えられることなく、今もほぼ竣工時の姿のまま現役で使用されています。当時としては高層の7階建ての建物に最新のエレベータや暖房設備を採用し、今日のオフィスビルの概要をほぼ備えた近代オフィスの奔りとも言える建物です。
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海岸通りのシンボルであるこの建物は大正期の事務所ビルの傑作として、また設計者の渡辺節の名を高めた代表作として神戸の誇る歴史遺産・文化遺産です。大正期に建てられたオフィスビルの多くが失われていく中、日本の建築史を語る上でも欠かせない貴重な存在となっています。
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by sunshine-works | 2008-01-17 21:38 | 近代建築 | Trackback | Comments(11)
2007年 08月 18日
旧乾新治邸

神戸東灘区の近代建築その10

関西の事業家が競って豪邸を建てた旧住吉村は現在も閑静な高級住宅街としてその佇まいを残しています。しかし開発から100年近い年月を経る中で多くの邸宅が建て替えらてしまいました。それでも建築当初の姿を留めている建物も少なからず残っています。今回紹介する旧乾新兵衛邸は当地に現存する邸宅の中でも規模や内外装のすばらしさに於いて随一と言える建物です。
昭和11年築。設計 渡辺節
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乾新治(後に新兵衛を襲名)は昭和初期に乾汽船社長を務めた人物です。先代の乾新兵衛が創業した乾汽船の2代目として裕福な環境に育ち、この地に当時最高レベルの邸宅を建てました。設計者の渡辺節はダイビルや綿業会館で有名ですが個人宅の設計はあまり多くありません。交友関係にあった縁で渡辺節に設計依頼をしたようです。
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中央に張出部分を設け1階左に和室、右に吹き抜けのホールを配した造りとなっています。
中央張り出し部分が建物の印象を強く特徴的付けています。
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緑豊かな前庭。季節の木々が目を楽しませます。
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正面各部詳細
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車寄せから玄関までを結ぶ回廊。建物を見渡せるようにあえて距離を長く取っているそうです。
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来客用玄関に貼られている中東風のタイル飾り。
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東面には大きな明り取り窓が設けられています。
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西面。こちら側にはかって和館が建っていました。
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室内はチーク材を随所に使用した贅沢な造りです。階段手摺のカーブ部分は継合わせではなく1本の原木からの削り出しとの事。
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室内各所のすばらしい装飾
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乾新治から乾豊彦へ当主が代わった後も乾家の邸宅として使われてきましたが平成5年、乾豊彦が死去した際に相続対策として国に物納されてしまいました。今後の行方について明確な結論が出ていない何とも気になる状況に置かれています。現在はその存続を図るべく市民団体により保存運動が続けられています。
旧室谷邸のように貴重な建物を取り壊してしまう愚が繰り返されないことを祈るばかりです。
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*神戸東灘区の近代建築巡りはひとまず今回で終了、次回からは灘区を巡ります。

by sunshine-works | 2007-08-18 19:40 | 近代建築 | Trackback(1) | Comments(2)