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2018年 04月 29日
旧谷小学校
島根県飯南町の近代建築

島根県飯南町の南部、広島県境近くの山あいに昭和初期に建てられた旧小学校校舎が残されています。現在は地域の交流施設として使われているこの建物は昭和3年に建てられました。
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木造2階建て切妻造、外壁は下見板貼り。玄関を中心にシンメトリーに建物を配置、南面に大きな窓を廻らせる当時の木造校舎の典型的な意匠です。
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中央の玄関。切妻庇の破風には校章が飾られています。
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側面の眺め。
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校舎東側にも平屋建ての古い木造建物が残されています。現在保育所として使われているこの棟も旧谷小学校の建物として建てられたものと思われます。
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この棟の正面側の景色。年代的には更に古いものとも思えます。
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by sunshine-works | 2018-04-29 11:21 | 近代建築 島根県 | Trackback | Comments(0)
2018年 04月 22日
旧粕淵村役場
島根県美郷町の近代建築

美郷町の中心部、粕淵地区の一角に元村役場の庁舎として建てられた建物が残されています。現在は民間の事業所として使われているこの建物は旧粕淵村役場として建てられました。昭和2年築。
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木造2階寄棟造り。玄関庇上部にバルコニーを乗せ、アーチ窓を各面に廻らした儀洋風建築。島根県に現存する幾つかの旧町村役場の中でも意匠に優れ、竣工時の姿が良く保たれた建物です。
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粕淵村はその後粕淵町へ昇格、戦後の昭和30年に周辺町村と合併して邑智町となります。この建物はそれぞれの役場庁舎として引き継がれ、昭和40年まで使われました。その後民間の縫製会社の所有となりましたが、現在は休眠状態となっています。
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竣工当時の状態が保たれた各部の状況。玄関入口のみサッシに換えらていますが、各窓は当時のままの木枠のアーチ窓が残されています。
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by sunshine-works | 2018-04-22 11:49 | 近代建築 島根県 | Trackback | Comments(0)
2018年 04月 15日
旧田所尋常小学校講堂(瑞穂町武道館)
島根県邑南町の近代建築

邑南町の南部、広島県境に近い亀谷地区の高台にかつて小学校の講堂として建てられた建物が残されています。
現在は地域の武道場として使われているこの建物は旧田所尋常小学校の講堂として建てられました。昭和3年築。
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木造平屋入母屋造り。和建築を基本に洋風意匠を添えた折衷様式です。
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入口を構える北側の面。3箇所の入口にはアーチ型の庇を張り出します。
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側面から建物南面へ。南面には大きなガラス窓が並びます。
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田所高等尋常小学校は戦後に田所小学校と改称され、昭和41年に同校が移転した後は敷地を共有していた矢上高校の分校がこの講堂を使用しました。
その後は町の武道場として残され現在も現役で使われています。
島根県内にはこのような旧講堂の現存例が数多く確認されていますが、規模や意匠面に優れたこの旧田所小学校講堂は唯一有形登録文化財に指定されています。
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by sunshine-works | 2018-04-15 11:36 | 近代建築 島根県 | Trackback | Comments(0)
2018年 04月 08日
三江線の木造駅舎2
島根の鉄道遺産

前回に続き2018年3月をもって営業を終えた三江線の木造駅舎廻り。今回は江津市内の3駅を紹介します。
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江津市東部の石見川越駅。昭和6年に延伸された区間の終着駅です。開業時に建てられた小さな駅舎が最後まで使われていました。
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駅入口が直接道路に面する小さな駅舎。外壁は更新されていますが概ね創建時の姿を留めています。
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昭和5年に建てられた川戸駅。三江線の最初の区間が部分開業した際の終点でした。
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ホームの先には使われていない対向ホームが残っていました。
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川戸駅から西へ一駅、川平駅も最初の開業区間に設置された途中駅。この駅も開業時からの駅舎が使われていました。
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人けの無いひっそりとした待合室。
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開業から45年後にようやく全通した三江線でしたが、多くの乗客で賑わう時代は長く続かず、沿線人口の減少と自動車の普及によって利用率は年々低下、終盤には多くの駅が一日平均乗降客が10名を下回る状況となっていました。
元々が地域の中核都市間を結ぶ通商路とするには双方の都市の経済規模が小さく、陰陽連絡線としても京阪神からの距離の遠さと江の川に沿って屈曲する長い路長(直線距離の1.8倍)故にその意味合いは薄く、専ら沿線町村の生活路線として用いられる事となりました。惜しむらくは戦争を挟んだ長い工事中断期間で、順調に全線が開通していればまた違った運命を辿っていたのかも知れません。
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by sunshine-works | 2018-04-08 11:25 | 近代建築 島根県 | Trackback | Comments(0)
2018年 04月 01日
三江線の木造駅舎1
島根の鉄道遺産

昨日(平成30年3月31日)、広島県三次市から中国山地を越えて島根県江津市を結んだJR三江線が営業を終了しました。
この三江線の島根県方には戦前の開業時に建てられた駅舎の幾つかが最後まで使われていました。今回と次回でこれらの木造駅舎を紹介します。
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昭和12年に建てられた浜原駅。木造モルタル建て、入り口に大きな庇を構えるモダンな意匠です。
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広島県三次市と島根県江津市を結ぶ三江線は大正15年に起工され、昭和5年に最初の工区、江津~川戸間が開通します。同線はその後も延伸を重ね、江津方工区の戦前最後の設置駅となったのがこの浜原駅です。昭和50年に三次方向からの路線が繋がるまで、長らく終着駅となっていました。
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2面2線のホーム。現在は無人駅ですが、列車交換や夜間停泊を行う主要駅の機能を持っていました。
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昭和10年に建てられた石見簗瀬駅。2年後に浜原駅が開業するまで、この駅が三江線の終点でした。
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川本町の西部に位置する因原駅。昭和9年の延伸時に設置されました。
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平成11年まで使われていた対向ホームが残されています。不釣合いに長いホームや広い構内敷地はかつて鉄道貨物の集積拠点となっていた名残りです。
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ホームから一段下った駅舎本屋。
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駅舎正面。元の駅務室は運送会社の施設として使われています。
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*次回は残り3駅を紹介します。



by sunshine-works | 2018-04-01 09:55 | 近代建築 島根県 | Trackback | Comments(0)