2019年 09月 15日 ( 1 )

2019年 09月 15日
山谷運送部
愛媛県松山市の近代建築その2

伊予鉄道高浜駅から松山市中心部へ戻る途中、古くから港町として栄えた三津浜に至ります。
この町には明治から昭和初期に建てられた洋風建築が数多く残され、古い町並みに溶け込んでいます。
この三津浜港から程近い一角に大正期に建てられた事務所建物が残されています。この建物は大正13年に海運会社の社屋として建てられました。
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角地に建つ木造2階建て寄棟造。モルタルの壁面に付け柱やコーニス、パラペットを表現してRC風の外観に仕立てています。
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コーナーに設けた小さな入口。短い庇の上に掲げた社名のレリーフや軒飾り、腰周りの切石風のモールド等すべてモルタルで仕上げたものです。
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もともと回漕店として明治中期に創業したこの会社は、大正後期に手掛けた三津浜港改修工事を契機にセメントや関連品の卸へ業容を拡大します。
新港の完成時期とほぼ同じ頃に建てられたこの建物をあえて鏝仕事を駆使した儀洋風建築にした拘りの背景には、この辺の事情も絡んでいるのでしょうか。
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by sunshine-works | 2019-09-15 10:46 | 近代建築 愛媛県 | Trackback | Comments(0)