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2008年 01月 09日
旧チャータード銀行神戸支店(チャータードビル)
神戸中央区の近代建築その15

今回から現在の神戸の街の基礎を作った旧居留地~海岸通に並ぶ近代建築を探訪します。
税関前を東西方向に伸びる通りが海岸通りです。名称そのままに海岸線沿いに敷かれた通りで、以前はこの道のすぐ傍が波打ち際となっていました。
この海岸通りに面した一角に開かれた外国人居留地はその後神戸の中心地として発展を続け、大正期には整然と区画割された街区に大きなビルが立ち並ぶビジネス街となって行きます。
海岸通りには現在も多くの戦前に建てられたビルが並んでいますが、日本を代表する海運会社のビルが一同に揃っているのはいかにも港街神戸に相応しい光景となっています。
そして今回紹介するこのビルも国際貿易都市として繁栄した神戸を象徴する建物のひとつです。
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この建物は当事日本に進出していた大手外資銀行の中では2番目の規模を誇っていたチャ-タ-ドバンクの神戸支店として建てられました。昭和13年築。設計:J.H.モーガン
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海岸通りに面した南面の2階までを貫く3本のオーダー柱(ジャイアントオーダー)を持つ銀行建築に多く見られるスタイルです。
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入り口は西と東のコーナーにそれぞれ設けられています。現在は飲食店となっている西側の入口には当時のままの回転扉が残っています。
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南北方向の通りに接する西側面
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隣の建物と接していた東側の面はあっさりとした仕上げです。
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チャータード銀行の支店として使われた後しばらくは荒れた状態となっていましたが1階に飲食店とブティックが入居するファッショナブルなビルとして再生されました。
1階のカフェ。高い天井が効果的に活かされています。旧金庫室もそのまま利用されています。
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当時、欧米資本の銀行支店が置かれていたのは東京を除くと横浜と神戸に限られていました。欧米諸国にとっての日本市場は両港の貿易を通じた関係が主で、神戸も多くの外国企業の活動拠点となっていました。外資銀行が置かれていた事は神戸が世界規模の経済拠点であった証でもあります。
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by sunshine-works | 2008-01-09 02:49 | 近代建築 | Trackback | Comments(6)