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2008年 12月 05日
神戸垂水区の近代建築その4 明石海峡を望む舞子公園に薄緑色に塗られた八角形の楼閣が建っています。この楼閣とその隣に建つ洋館は明治~大正期に活躍した中国人貿易商 呉錦堂氏の別荘でした。現在は呉錦堂氏と所縁の深い孫文の記念館として公開されています。楼閣部分は大正4年、洋館は明治20年代の築とされています。 ![]() もともとはこの場所から200メートル程離れた場所に建っていましたが、明石海峡大橋の工事に伴って移築されています。*建物詳細はこちらに詳しく掲載されています。 ![]() 広い芝生広場から北側を望みます。二つの建物は寄り添う様に並んでいます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 楼閣1階の出入口 ![]() ![]() 側面を回って建物南側へ ![]() ![]() ![]() 敷地の外から南面を眺めます ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 下から見上げると大きな建物である事を実感します。 ![]() 洋館南面のクローズアップ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 楼閣の各窓はこのような頑丈な鉄製の窓蓋が付いています。 ![]() 公開施設なので館内も自由に見学できます。こちらは楼閣の内部。8角形である事が良く判ります。 ![]() ![]() ![]() 洋館部分から楼閣を結ぶ階段 ![]() ![]() 海に面したガラス貼りのテラスから望む明石海峡大橋のダイナミックな景色。淡路島はすぐそこです。 ![]() ![]() かってこの付近は多くの別荘や旅館が並ぶ海辺の景勝地でしたが、当時建てられた中で現存しているのはこの建物のみとなってしまいました。 孫文所縁のこの建物は近代の日中交流史の舞台となった貴重な文化遺産として記念館に生まれ変わりましたが、神戸発展の大きな力となった華僑の繁栄ぶりを偲ばせる貴重な建物でもあります。 ![]()
by sunshine-works
| 2008-12-05 21:30
| 近代建築 兵庫県
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