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2008年 06月 20日
神戸中央区の近代建築その55 更に北野坂を上って行くと北野通りと交差します。この一角の見晴らしの良い高台に旧アメリカ総領事ハンター・シャープ邸として建てられた洋館が見えてきます。明治36年築。設計はA.N.ハンセルです。 ![]() この建物は昭和62年の修復工事の際にオリジナルの色・萌黄色に復され、以来「萌黄の館」の愛称で親しまれています。下見板の外壁が白色で塗られている洋館が多い北野地区の中では独特の色合いです。 ![]() 1階を開放式、2階をガラス張りとしたベランダコロニアル様式。東側と西側には、それぞれベイウインドウが設けられています。 ![]() ![]() ![]() アメリカ総領事の自邸として建てられた後、数回所有者が変わり最後は神戸電鉄社長の小林秀雄氏の所有となります。現在は小林家の名義のまま神戸市が借り受け、観光施設として公開されています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 2階のガラス枠の幾何学模様はこの館のシンボルマークに使われています。 ![]() ![]() ![]() ![]() この窓だけが蜂の巣模様の窓枠になっています。 ![]() テラス中央の入口上部にはステンドグラスが嵌められています。 ![]() 室内の壁も萌黄色がベース。 ![]() ![]() ![]() ![]() こちらは裏側です ![]() ![]() 細かな部分まで手入れが行き届き、原形が良く保たれています。明治中期に続々と建てられた北野の異人館の典型例として、見所の多い建物です。 ![]()
by sunshine-works
| 2008-06-20 01:37
| 近代建築 兵庫県
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