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2008年 04月 08日
神戸中央区の近代建築その38 東海道本線の終着駅で山陽本線の始発駅でもあるJR神戸駅。昭和5年に建てられた駅舎が現在も使われています。設計:鉄道省 ![]() 神戸駅は明治7年、大阪-神戸間に鉄道が敷設された際に置かれた駅です。現在の駅舎は初代の煉瓦造駅舎から数えて3代目にあたり、東海道線の終着駅に相応しい風格を備えた造りとなっています。 ![]() ![]() ![]() ![]() 鉄道が敷かれた当時、三宮や元町はまだ市街化されておらず、この一帯が神戸の中心でした。駅周辺に官公庁や事業所が集まり、隣接する新開地や湊川地区は商業地区・歓楽街として大阪をしのぐ賑わいを呈していました。 東に市域が移ってしまった現在では、かっての繁盛ぶりを想像しづらいのですが、この立派な駅舎はその昔の栄えていた良き時代を偲ぶ事が出来ます。 ![]() ![]() ![]() ![]() 太い丸柱が並ぶコンコース内部。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() かっては多くの特急が発着した神戸駅も、やがて三宮駅にその座を奪われ、さらに新幹線開通によって中心駅としての役割を終えます。近代の神戸の街の基点となったこの駅は、各地の主要都市の駅舎の中では(東京駅を別格にすれば)現役で活躍する数少ない戦前に建てられた駅舎でもあります。 ![]()
by sunshine-works
| 2008-04-08 00:15
| 近代建築 兵庫県
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