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2007年 09月 18日
神戸灘区の近代建築その8 神戸大学シリーズの3回目は旧神戸商業大学時代の講堂、現在は六甲台講堂と呼ばれている建物です。昭和10年築。設計:文部省営繕課。 シリーズ初回に「神戸商業大学の開学当時の建物は4棟現存している」と書きました。校舎、研究棟、図書館、講堂がその内訳なのですが、つまり当時の主要な施設はそのまま残っていると言う事です。現在の神戸大学は文系、理系、医学部、海事学部(旧神戸商船大学)と幅広い分野に及ぶ総合大学ですが、開学当時はこの4つの建物とこれを取り巻く幾つかの施設がその全てでした。 ![]() 正面に建物頂部まで達する背の高いアーチ状のゲートが並び、レリーフや丸窓を随所に配したキャンパスの中で一番装飾性の高い建物です。港神戸にちなんで海や船をモチーフとしたデザインが多用されています。 ![]() ![]() ![]() 入口の扉には舵輪を模った飾りが取り付けられています。 ![]() ![]() アーチ上部の丸窓も船窓をイメージしたものと思われます。 ![]() 建物側面。他の校舎と共通するデザインですが1階部分と上階のタイルが同一の物となっています。(他の校舎は1階部分のみ正方形のタイルが張られています) ![]() ![]() ![]() ![]() 建物裏手。同様な3連アーチ窓は図書館にもありました。 ![]() どこの大学にも公式行事や文化活動の場である講堂が基本施設として備えられています。歴史のある大学にはそれぞれに有名な講堂があり、大学の顔とも言える存在となっています。この講堂も斬新なデザインが新生神戸商業大学の意気込みを感じさせる象徴的な建物です。 ![]()
by sunshine-works
| 2007-09-18 23:33
| 近代建築 兵庫県
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