2007年 07月 03日
芦屋の近代建築その6 芦屋川を越えて西へ、旧山邑邸と川を挟んだ反対側の山芦屋町も大きな屋敷が並ぶ古くからの邸宅街です。 この一角に陶磁器や日本の美術工芸品を展示する美術館が開かれています。この建物は山口銀行(三和銀行の前身)を創設した山口吉郎兵衛の邸宅を利用したものです。 設計者 安井武雄 昭和8年築。 建物は2つの棟に分かれています。こちらは美術館として使用されている棟の玄関部分です。 玄関扉にはこのようなオブジェ風の装飾が取り付けられています。 美術館の側面部分です。 安井武雄はかって大阪倶楽部や野村ビル等独特の様式のビルを手がけましたが、この個人邸も和と洋が渾然とした何とも不思議な雰囲気を持っています。 東側部分。植栽と塀に囲まれた庭に面しています。 建物裏手、西側からの景色。 北側の棟は現在使用されていないようです。 こちらの玄関の柱は円柱です。 天守のような塔屋 北側からの眺め この邸宅の当主であった山口吉郎兵衛氏の個人コレクションを公開するために昭和39年に美術館として改装されました。個人の邸宅を美術館や博物館として転用する例は多く見られます。美しい美術品と優れた建築物を共に鑑賞出来るすばらしいコラボレーションです。
by sunshine-works
| 2007-07-03 21:19
| 近代建築 兵庫県
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