2025年 06月 29日
京都市の近代建築補遺 中京区編2
京都市中京区の近代建築その23

京都市中京区の近代建築補遺、今回は烏丸通りから東側を廻ります。
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金融街として栄えた三条通り。三条通りを南へ折れて東洞院通りを下った一角に残る旧銀行の遺構。明治41年に建てられた京都商工銀行本店の正面ファサードが壁面保存されています。
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東洞院通りを更に下って四条通りと交わる手前、大丸百貨店近くに建つ医院。大正期から昭和初期くらいの築でしょうか。
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東へ一筋移動して蛸薬師通りを上ります。通りの左手に煉瓦造りの小さな建物が洋品店として使われています。築年については諸説あるようで判然としませんが、元々は倉庫として建てられたようです。
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以前に紹介した旧生祥小学校の東向かいに建つ蔦に覆われた洋館。昭和11年に医院兼住居として建てられました。
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寺町京極商店街の角地に建つ化粧タイルを貼った和洋折衷建築。詳細不明ですが、昭和初期の建物に多く用いられたスタイルです。
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寺町通りを上って御池通りを越えて、京都市役所の西向いへ。二棟の商店ビルが並びます。左の建物は昭和初期の築、右側は同じく昭和初期に改装により洋風意匠に仕上げたもの。
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寺町通りを更に北へ進んだ先に残る旧写真館。明治末期に建てられ、昭和4年に改修されて現在の姿になりました。
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河原町通りと夷川通りの交差点に建つ鉄筋三階建てのモダニズム風のビル。大正14年に牛乳販売店兼住居として建てられました。
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二条通りと木屋町通りが交わる一角に、島津製作所の初代本社として使われた建物が記念館として残されています。南側の棟が明治21年、北側の棟は明治27年に建てられました。
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by sunshine-works | 2025-06-29 11:30 | 近代建築 京都府 | Trackback | Comments(0)


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