|
2025年 02月 16日
京都市中京区の近代建築その6 京の東西を繋ぐ幾多の通りの中で、東海道の終点に繋がる三条通りは最も往来が激しく、古くから商業が栄えた通りでした。 この三条通りの中央部は明治になると金融街としての性格が加わり、更なる発展を遂げていきます。 三条通りが東で交わる寺町通りから西へ進んで烏丸通り辺りまでの600m程のこの界隈には、煉瓦や石造、後には鉄筋コンクリートで建てられた金融機関や事務所ビル、商業建築が立ち並び、京都随一の近代的な街並みが整えられて行きました。 現在でもこの道筋の両脇には明治から大正期、昭和初期にかけての各時代の様式で建てられた近代建築が数多く現存し、周囲の現代風のビルや木造の伝統家屋と調和して独特の景観を形成しています。 三条通りと御幸町通りが交わる交差点の南に、昭和初期に建てられた鉄筋コンクリート造の建物が残されています。現在はテナントビルとして使われているこの建物は、毎日新聞社の前身となった大阪毎日新聞社の京都支局として昭和3年に建てられました。設計は京都を中心に関西で多くの作品を残した武田五一が担当しています。 ![]() ![]() ![]() 因みに窓やバルコニーに用いられている星形は、大阪毎日新聞の社旗に象られている星型が基となっています。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 床に貼られたタイルや窓周り、階段手摺等建てられた当時の状態が良好に保たれています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by sunshine-works
| 2025-02-16 12:14
| 近代建築 京都府
|
Trackback
|
Comments(0)
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
全体 近代建築 愛媛県 近代建築 広島県 近代建築 島根県 近代建築 京都府 近代建築 徳島県 近代建築 鳥取県 近代建築 香川県 近代建築 岡山県 近代建築 兵庫県 近代建築 近代建築 山口県 近代建築 高知県 タグ
橋梁・隧道(196)
鉄道施設(192) 学校建築(156) 京都市(135) 庁舎(104) 住宅(101) 島根県(76) 広島県安芸地区(74) 愛媛県(73) 銀行(69) 香川県(66) 神戸市中央区(66) 岡山県備中地区(65) 事務所ビル(64) 兵庫県阪神地区(59) 岡山県備前地区(59) 兵庫県播磨地区(57) 京都府丹後・丹波地区(55) 水利施設(54) 兵庫県丹波・但馬地区(53) 以前の記事
最新のコメント
メモ帳
最新のトラックバック
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
| ||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||