2024年 11月 17日
勝賀瀬橋/高岩橋
高知県いの町の近代建築その2

高知市から県中央部を北進して愛媛県西条市へ抜ける国道194号線はその大部分を高知県いの町の町域を通過します。
仁淀川とその支流に沿って北上するこの国道の旧道に、昭和初期に架けられた鉄筋コンクリート製の桁橋が2基現存し、今も地域の生活道路として使われています。
今回はいの町に残る二つの橋梁を紹介します。
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現国道の前身となった旧県道が仁淀川水系勝賀瀬川を渡る地点に架けられた鉄筋コンクリート橋。9基のプレートガーダが連なる勝賀瀬橋は昭和3年に竣工しました。
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親柱は背の高い塔状の意匠。高欄には小さなアーチが並びます。
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対岸の親柱も健在です。
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側面の眺め。二連のアーチを二段重ねた橋脚が桁を支えます。
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勝賀瀬橋から北へ7キロメートル程進んだ先に架けられた高岩橋。仁淀川支流の上八川川を渡るこの橋も昭和3年に竣工しています。
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橋を渡った先、北詰の親柱です。
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河原に降りて全体の眺め。勝賀瀬橋と同様な桁橋で、七基のRCプレートガーダを連ねた橋長は64メートルに及びます。
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二連二段に楕円の穴を抜いたコンクリート橋脚。この意匠は橋上の高欄部にも用いられています。


by sunshine-works | 2024-11-17 11:46 | 近代建築 高知県 | Trackback | Comments(0)


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