2023年 11月 19日
愛媛県南予の近代建築補遺3
愛媛県南予の近代建築補遺

愛媛県南予の近代建築補遺、最終回は宇和島市を巡ります。
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宇和島市の市街地に残る医院建築。樋口医院は明治40年の築。近年に建て替えられましたが、ファサード部分がそのまま保存されています。
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こちらも宇和島市街地に残る旧医院。大正期の築と思われます。
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市街地を流れる辰野川に架かる穂積橋。宇和島市出身の法学者の穂積陳重にちなんで命名されました。昭和5年竣工。
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同じ辰野川の下流に架かる宇和島橋は昭和52年に架けられたものですが、この橋には大正15年に大阪市内の長堀川に架けられた旧宇和島橋(近くに旧宇和島藩の屋敷があった事に由来します)で使われていた親柱と中柱が移築されています。
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宇和島駅の北側に広がる操車場の一角に古い機関庫が現存しています。現存する扇形機関庫としては四国唯一、全国でも12例の一つとなる貴重なこの鉄道遺産は昭和16年に建てられました。
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4線を収容する小規模な機関庫。鉄骨骨組みにスレート葺きの切妻屋根、壁面に波板トタンを貼った簡便な構造です。蒸気機関車が退役した後も整備工場や倉庫として使われましたが、現在は老朽化が進み空き家状態となっています。
※撮影直後の2022年9月に外壁と屋根が外され、現在は骨組みだけの姿になりました。
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建物の窓越しに、昭和12年に設置された転車台が現存しているのが確認できます。
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近くには機関庫と同時期に建てられた鉄筋コンクリート製の給水塔も残されています。
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by sunshine-works | 2023-11-19 11:12 | 近代建築 愛媛県 | Trackback | Comments(0)


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