2023年 10月 29日
千賀居隧道/俵津隧道/鳥越隧道
南予の隧道2

前回に続いて南予地方に残る旧隧道を巡ります。
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八幡浜と大洲の境に掘られた千賀居隧道は明治38年の築。夜昼峠を越える街道の途中に設置されました。
総長17メートル、幅4.6メートル、高さ5メートル。丘陵を周回しながら登って行くループ線のトンネルとしては日本最古と言われています。
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内壁は総煉瓦積み、下部と坑口には切石が積まれています。
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こちらは反対側の坑口の眺め。
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引いて眺めると、隧道の上には僅かな山体しかありません。トンネル技術が未発達だった当時、掘削距離を短くする為に隧道は極力山の上方に掘られましたが、これを見ると切通しでも良かったのでは、と思ってしまいます。


西予市の西部、宇和海に面した明浜と卯之町を結ぶ野福峠に設置された俵津隧道。大正6年に竣工しました。
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切石が積まれたポータルに見えますが、実際はモルタルの表面に石目を刻んだものとの事です。
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内壁中央部は荒々しい素彫り岩盤のまま。セメントまたはモルタルで土留めされているようです。
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薄暗い坑内を抜けて反対側に出ます。
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宇和島市と愛南町の境に掘られた鳥越隧道は大正8年の竣工。伊予と土佐を結ぶ宿毛街道の旧道で使われました。
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総長108メートルの長さのこの鳥越隧道は昭和46年に新トンネルが掘られ、主要街道から外れた後も生活道路として使われていましたが、現在は通行止めとなっています。
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愛南町側のポータルです。
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by sunshine-works | 2023-10-29 11:04 | 近代建築 愛媛県 | Trackback | Comments(0)


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