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2023年 09月 03日
愛媛の鉄道遺産 八幡浜市の中心部から県道を宇和島方面へ。山あいの道を進んで程なく、道路は並走する予讃線の線路をくぐります。 観光名所の夫婦岩の隣で五反田川の深い谷を渡る箇所に架けられた連続橋梁。構造は川を渡る第二橋梁が四連の鉄筋コンクリート充腹アーチ橋、道路を跨ぐ第一橋梁が鋼製プレートガーダー桁橋。予讃線の最終工区となった卯之町~八幡浜間が開通した昭和20年に竣工しました。 ![]() 民営の讃岐鉄道の路線を母体とする予讃線は、観音寺~川之江間が開通して愛媛県に延伸された大正5年以降、大正10年に伊予西条、大正13年に今治と順次路線を伸ばし、昭和2年には県都松山までが開通します。その後12年を要して八幡浜までが開業、残すは八幡浜~卯之町のみとなります。 ルートの選定を廻る紆余曲折を経て始まったこの最終工区の工事ですが、時代は徐々に戦時体制へ進みつつある時期で、建設資材の不足は工事を遅らせ、太平洋戦争が始まった後には工事中断となってしまいます。 この状況を変えたのが敗戦色濃くなった戦争末期の戦局で、連合国の本土上陸の予想地点の一つとなった高知県太平洋岸へ兵員や資材を送る重要な路線として急遽予讃線の工事が再開されます。陸軍鉄道連隊の協力を得て八幡浜側と卯之町側から突貫工事が進められ、終戦2か月前の昭和20年にこの二つの橋梁が開通、ここで漸く予讃線が全通する事となりました。
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by sunshine-works
| 2023-09-03 11:41
| 近代建築 愛媛県
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