2023年 07月 16日
明神橋
広島県安芸太田町の近代建築その3

前回は昭和10年に架けられた出合橋を紹介しましたが、この橋のすぐ隣には、ほぼ同時期に架けられた鉄筋コンクリート橋が現存します。
この明神橋は昭和12年に架けられました。
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出合橋から町の中心部を結ぶ道路が太田川を渡る箇所に架けられた鉄筋コンクリート桁。形式はコンクリートガーダー単純桁橋、規模も然程大きなものではなく、構造的には一般的な道路橋ですが、随所に美しいアールデコ風の装飾が施されており、当時の先進的な橋梁意匠を伝える貴重な現存例となっています。
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橋長69メートル、幅員約6メートル。4基のコンクリート橋脚や花崗岩製の親柱や中柱、半円アーチを並べた高欄を含めてほぼ当時の状態が保たれます。
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この橋を渡った先には現在の安芸太田町の前身の一つ、旧戸河内町の役場や郵便局が集まる町の中枢部が位置します。広島市内から戸河内町を経て観光名所三段峡を結ぶ街道に架けられたこの橋は、出合橋と同様に観光振興を盛り上げる為のランドマーク的な意味合いを持たせて美しい意匠が施されたと推測されます。
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by sunshine-works | 2023-07-16 11:31 | 近代建築 広島県 | Trackback | Comments(0)


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