2022年 10月 09日
美名瀬橋
愛媛県八幡浜市の近代建築その8

前回は保内町の中心部に残る旧東洋紡績川之石工場原綿倉庫を紹介しましたが、この旧煉瓦倉庫の南側には昭和初期に竣工した鉄筋コンクリート橋が渡されています。この美名瀬橋は昭和8年に架けられました。
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緩やかなアーチを描く下路式鉄筋コンクリート単純桁。2基のコンクリート橋脚が桁を支えます。
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側面からの眺め。石造風に仕上げた親柱と中柱の間を半円窓を開けたコンクリート壁で仕切ります。竣工当時は鉄柵が嵌められていましたが、戦時中の金属供出によって取り外され、現在の仕様に変えられています。
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高欄の鉄柵以外は竣工当時の姿を良く留めており、行灯を乗せた四隅の親柱も健在です。
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それぞれの親柱には控壁が添えられています。
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今は地域の生活道路として余生を過ごすこの美名瀬橋は、東洋紡績時代に多くの人々や車両の往来で賑わった保内の隆盛を今に伝える遺構としてその姿を留めています。
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by sunshine-works | 2022-10-09 11:32 | 近代建築 愛媛県 | Trackback | Comments(0)


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