2022年 09月 18日
旧向灘郵便局
愛媛県八幡浜市の近代建築その5

八幡浜港の奥、船溜りとなっている入江の近くに、昭和初期に建てられた元郵便局舎が残されています。この建物は向灘郵便局として昭和7年に建てられました。
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住宅街の角地に建つ木造2階建て。洋風意匠に仕上げた正面側の後方に和風の建屋が繋がる、いわゆる看板建築と呼ばれる造り。洗い出しのコンクリート壁に付柱と縦長窓を廻らせ、玄関上部にはアーチを組んで上部に蛇腹やパラペットを配します。他にも軒下を飾るディンティルや破風や壁面に掲げたメダリオン等、凝った意匠表現が随所に見られます。
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窓間の付柱は縦方向に溝を彫って石造を模した造り。
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引いた位置からの眺め。正に壁一枚を貼り付けた様子が良くわかります。
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正面角から側面へ回ります。この側面も正面同様に縦長窓に付柱が並ぶコンクリート造。一般的な看板建築は正面側のみが洋風の造りですが、角地に建つこの建物は道路に面した2面を洋風意匠に仕上げています。
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by sunshine-works | 2022-09-18 11:12 | 近代建築 愛媛県 | Trackback | Comments(0)


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