2021年 10月 17日
旧新洞小学校
京都府左京区の近代建築その36

前回紹介した藤井斉成会有鄰館が建つ仁王門通りを西へ進みます。街路が狭まった先の静かな住宅街の一角に、昭和初期に建てられた旧小学校校舎が残されています。旧京都市立新洞小学校の校舎は昭和6年に建てられました。
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この新洞小学校は、明治2年に京都市上京、下京両区に設置された全国初の小学校となる番組小学校の一つで、平成25年の廃校までの144年間の歴史を刻みました。現在は地域のコミニュケーションスペースとして再生されています。
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鉄筋コンクリート2階建て、中央に玄関庇を張り出し、上部に塔屋を構えます。大正末期から昭和初期に建てられた京都市の番組小学校には様々な建築様式が用いられましたが、この新洞小学校は要所に古典様式の要素が取り込まれています。
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塔屋部分の窓間にはギリシア建築風の付柱が飾られています。
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支柱を持たず、長く突き出す玄関庇。入り口には楕円アーチを構えます。

1階部分の窓は縦長アーチ窓。

校舎裏側です。
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by sunshine-works | 2021-10-17 11:24 | 近代建築 京都府 | Trackback | Comments(0)


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