2019年 08月 11日
旧美又信用購買販売組合
島根県浜田市の近代建築その2

有福温泉から県道を南へ、山あいの集落の中心に目を惹く洋風建築が残されています。
現在は民間企業の施設として使われているこの建物は昭和12年に信用購買販売組合の事務所として建てられました。
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木造2階建て下見板貼り、折れ屋根風の切妻造り、中央に三角破風を立上げます。玄関両脇の飾り壁の上端はアーチを描き、軒周りはドイツ壁、両脇の妻面はハーフティンバー風に仕上げる凝った造りです。
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信用購買販売組合とは明治33年に施行された産業組合法によって各地に設立された共同組合で、農村に於いては現在の農業共同組合に近い役割を担っていました。多くの組合は戦後に改組されて農業共同組合となりますが、この建物も近年までJAいわみの施設として使われていました。
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ハーフティンバーに仕上げた両脇の妻面。
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軒下の破風中央には産業組合の紋章、玄関庇の破風には三又(美又)の紋を掲げます。
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by sunshine-works | 2019-08-11 11:25 | 近代建築 島根県 | Trackback | Comments(0)
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