2018年 12月 23日
顕真学苑(旧親鸞聖人研究館)
京都市北区の近代建築その8

北大路堀川交差点を北へ進んで北山通りを東へ。塀で囲まれた敷地に昭和初期に建てられたモダンなコンクリート建物が残っています。
この建物は親鸞聖人研究館として昭和10年に建てられました。
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顕真学苑は仏教学者で龍谷大学教授だった梅原真隆が創設した研究機関で、学苑の活動拠点として建てられたのがこの建物です。
仏教関係の施設ですが和の要素は殆ど無く、当時の先進的な洋風建築の意匠が用いられています。
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北面に設けた入口。突き出した庇の下に丸窓を配した入口扉を構えます。格子を嵌めたこの丸窓は寺院建築でよく見かける丸窓を思わせ、洋風な建物の中で唯一仏教色を感じさせる意匠表現です。
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建物から一段前面に張り出した玄関上部。階段室となっている壁面には縦長窓と窓間の柱で垂直なラインを刻みます。
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玄関の左右にシンメトリーに配置された両脇部分。こちらは水平方向のラインが強調されています。
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南面の眺め。日のあたるこの面が正面になると思われますが、全体に装飾は控えめで地味な印象です。
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by sunshine-works | 2018-12-23 10:50 | 近代建築 京都府 | Trackback | Comments(0)
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