2018年 03月 04日
旧大浜埼船舶通行潮流観測所・大浜崎灯台
広島県尾道市の近代建築その14

尾道市から愛媛県今治市の間に連なる芸予諸島の一つ因島の北端、対岸の向島を望む岬に明治期に建てられた航路施設が残されています。この建物は大浜埼船舶通行潮流観測所として明治43年に建てられました。
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海峡の潮流や他船の状況を知らせる観測・信号施設として日本で2番目に設置されました。
木造平屋切妻造の建物上部に塔屋を3基乗せた造り、塔屋に設けた信号板で海域の情報を表示する仕組みとなっており、夜間は塔屋内に点した灯火で知らせていました。
明治43年から昭和29年まで使われた後暫らくは閉鎖されたままでしたが、昭和61年より灯台資料館として公開されています。
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塔屋に取り付けられた可動式の羽目板。このボードに掲示した3種の記号の組み合わせで情報を伝えていました。
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この建物の傍らには同じく因島に設置されていた長太夫灯標で使用されていた明治27年製の旧灯ろうが移設保存されています。
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建物裏手から因島大橋を望みます。
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観測所を見下ろす一角には船舶との連絡や海象の伝達を行った腕木式信号機が残されています。
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観測所から石段を下った先には明治27年に建てられた大浜埼灯台が設置されています。
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この大浜埼灯台は明治中期に三原瀬戸航路に設置された9基の灯台・灯標の一つで、高さ9メートルの石造り。
潮流観測所が運用されていた期間は休止していましたが昭和29年の潮流観測所閉鎖後に再稼動し現在も現役で使われています。
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by sunshine-works | 2018-03-04 14:04 | 近代建築 広島県 | Trackback | Comments(0)
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