2014年 05月 30日
佐古配水場
徳島県徳島市の近代建築その2

徳島市の西部、住宅地の奥手に続く山裾に、徳島市近代水道創設時の施設が残されています。
佐古配水場の施設として現役で使われているこれら一連の建物は、大正15年の水道開設に併せて建てられました。
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現存する創設時の建物は計3棟。中央に建つこの大きな煉瓦建物は浄水を眉山中腹の配水池まで送水する為のポンプ室として建てられました。
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煉瓦造平屋建、切妻屋根の妻面中央を一段高く立ち上げ、玄関上部には小さなバルコニーを据えます。
窓周りや柱形を惹き立てる切石のアクセント、ファンライトを添えた縦長アーチ窓、入口上部にはメダリオンを飾る破風。当時の水道施設に広く用いられた古典様式風の意匠で建てられています。
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斜め側面からの眺め。妻面にも正面側と同様の縦長アーチ窓を廻らせます。
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旧ポンプ室の隣には円筒形の煉瓦建物が並びます。集合井と呼ばれるこの施設は、配水池に送る浄水を蓄え、計量する為のものです。
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鋳鉄製の煙突様のものは、地下タンクの空気抜きとの事。岡山の半田山配水池にも良く似たものがありました。
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敷地の北側に残る方形の小さな建物。これも創設時の建物です。
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敷地を囲う煉瓦の外壁。創設時の状態を良く留めています。
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by sunshine-works | 2014-05-30 23:36 | 近代建築 徳島県 | Trackback | Comments(0)
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