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2014年 05月 05日
徳島県つるぎ町の近代建築その3 四国の電力を支えた吉野川水系の水力発電所は明治末期に祖谷川を始めとする県西部から開発されていきますが、やがて吉野川中流域でも水力発電所の設置が行われていきます。 つるぎ市を流れる貞光川には大正15年に吉良発電所、その上流に切越発電所が昭和5年に設置されます。 今回は現役で使われているこの二つの水力発電所を紹介します。 ![]() 貞光の市街から川に沿って南へ。程なく進むと川の対岸に切妻屋根のRC建物が見えてきます。 大正15年、貞光川最初の水力発電所として美馬水力電気が設置しました。 ![]() ![]() ![]() 出力2,700kwの水路式発電所。当時としては中規模なものです。 ここで作られた電力の殆どは、既に実用化されていた長距離送電技術によって香川県へ送られていました。 ![]() ![]() 斜面を下る水圧鉄管。 ![]() ![]() 上からの眺め。 ![]() 反対側の妻面です。 ![]() ![]() ![]() この時代の地方の発電所の倣いで装飾要素は概ね控えめですが、中間部の壁面にはドイツ壁風の装飾が施されています。 ![]() ![]() 吉良発電所から更に上流へ。狭い山道の途中に切越発電所が設置されています。 昭和5年、貞光電力が設置したダム水路式。出力4,000kw。 ![]() ![]() 陸屋根2階建て。吉良発電所に比べるとあっさりした建物ですが、こちらも2階窓下をドイツ壁風に仕上げています。 ![]() ![]() ![]() ![]()
by sunshine-works
| 2014-05-05 23:57
| 近代建築 徳島県
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