2014年 02月 28日
豊岡の近代建築その12 豊岡市の中心部から南西へ。長閑な郊外の景色の中に瀟洒な木造洋館が建っています。 現在は豊岡カトリック教会として使われているこの建物は、豊岡出身で銀山王と呼ばれた中江種造の別荘として建てられました。 大正11年築。 木立に囲まれた広い敷地に建つ、木造2階建て、寄棟造り。装飾を抑え、平面・直線を基調としたセセッション風の意匠です。 3方をアーチで囲んだ玄関ポーチを東面に張り出します。 南側面です。 中江家の別荘として昭和26年まで使われた後、豊岡市に譲渡され、その翌年にカトリック豊岡教会の所有となって現在に至ります。 この旧中江種造別邸は、但馬に現存する数少ない本格的な洋館建築で、兵庫県内でも希少な大正期の木造洋館として貴重な建物となっています。
by sunshine-works
| 2014-02-28 23:57
| 近代建築 兵庫県
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