2012年 06月 03日
井原公会堂
丹波の近代建築その7

丹波市の南部、旧山南町井原の中心部に大正期に建てられた公会堂が残されています。現在も地区の公民館として使われているこの建物は大正14年に建てられました。
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神社の隣、地区の中心と思える場所に建つ、木造平屋・切妻屋根のやや小ぶりな建物です。外壁はモルタル仕様、屋根には和瓦を葺きます。全体に装飾は控えめでシンプルな造りですが、玄関には公会堂らしく大きな入り口扉が設けられ、大きく張り出した庇が趣きを添えます。
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石を貼った角柱が支える玄関庇。大正期の地方の公共施設としてはモダンな印象です。
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道路を挟んだ向かい側に建つ消防団屯所も古い時代のものと思われます。
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側面から裏側の様子です。
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扉や窓枠はすべて竣工当時と変わらない木製のまま。特に窓枠はアルミサッシに取り替えられてしまうケースが多いだけに、貴重な現存例です。
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こちらは裏側。左手の突き出た部分は後年の増築と思われます。
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館内の様子
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現在では存在感が薄れた感のある公会堂ですが、地域の近代建築のジャンルの一つとして、各地に結構な数が現存しています。
これらは地域文化の拠点に相応しい趣きのある意匠が表現されたものが多く、当時置かれていた役割の重要性を偲ばせます。
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by sunshine-works | 2012-06-03 23:04 | 近代建築 兵庫県 | Trackback | Comments(0)
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