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2012年 01月 05日
丹波の近代建築その1 丹波市の南部、篠山川の岸辺に煉瓦造の旧発電所が残されています。 現在記念館として公開されているこの旧発電施設は、当時の上久下村が村営発電所として大正11年に設置し、その後関西電力に引き継がれて昭和38年まで使われていました。 ![]() 煉瓦造2階建てに切妻屋根を載せ、和風の棧瓦を葺きます。両側の妻面には上久下村の章が飾られています。 ![]() ![]() ![]() ![]() 村域8集落に給電する為に設置された発電所です。篠山川の灌漑用水を利用した水路式で、タービンは1機のみ、発電量も70kwとごく小さなものですが、需要の殆どが電燈電力だったこの時代には十分な能力だったと思います。 建設は大正9年に始められ、2年後の大正11年に完成、翌大正12年1月から送電を開始します。当時のお金で10万9千円にものぼる建設費用は全て村内で賄われました。*詳細はこちらの記事 ![]() 1階の外周をぐるっと一廻りします ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 1階と2階の間と軒下にコーニス(蛇腹)を飾り、2階には美しいアーチ窓が並びます。人目に付くことの少ない山の中の施設ですが、意匠を凝らした造りとなっています。 ![]() ![]() 昭和38年の廃止後、この建物は長期間放置された状態に置かれ、荒れるに任せた姿となっていました。 全面的な補修と補強を行なった後、平成18年に発電所の歴史を伝える資料館として公開されています。 ![]() ![]() ![]() 発電タービンが置かれていた1階部分。機器が撤去された跡に床を貼って展示スペースとして使われています。 ![]() ![]() ![]() ![]() 2階部分です。当時は畳が敷かれ、控室として使われていたそうです。 ![]() ![]() この発電所が建てられた大正後期、都市部の殆どには電気が普及していましたが、地方には未電化の町村が数多く残されていました。 地方の小村自らが建てたこの発電所は、近代化に寄せた地域住民の強い思いを偲ぶものとして貴重な資料でもあります。 ![]()
by sunshine-works
| 2012-01-05 12:52
| 近代建築 兵庫県
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Comments(2)
ご無沙汰しています。
前に自分が訪問した時は屋根が落ちてボロボロの状態でした。 いつ撤去されるかと思っていましたが保存されることになったのですね。
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箱さんこんにちは。
以前の写真を見ると半ば廃墟の様相でしたので、入念に修復復元したのでしょうね。屋根や建具類は新造されたと思われますが、煉瓦壁や基礎は当時のままです。ちょっとした観光スポットとなっていて、理想的な活用例と思います。 |
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