2011年 09月 15日
鳥取県智頭町の近代建築その3 智頭宿から街道を南へ進んで程なく、古い家並みが残る郷原集落の傍らに古い木造校舎が建っています。昭和17年に山形第一国民学校の校舎として建てられたこの建物は平成24年春に予定される閉校までの70年に亘って小学校校舎として使用されています。 *同校のホームページ ![]() 智頭町立山形小学校は明治8年に開校した長い歴史を持つ小学校です。昭和17年に新築移転した際に建てられた現在の校舎は木造2階建て・鉄板屋根葺で、山村の小学校としては非常に規模が大きく桁行が80メートルに及ぶ長大な建物となっています。 ![]() 山裾に建つ校舎の遠景。遠くからも大きな校舎がよく目立ちます。 ![]() ![]() 道路に沿った西側の正面。玄関はほぼ中央に置かれ、長い庇が突き出しています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 玄関部分のクローズアップ。両脇にはタイルが貼られています。 ![]() ![]() 連続して延々と並ぶ窓。横幅に沿って切れ目無く続く窓は水平方向のラインを強調し、モダンな印象を与えています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 南側の側面。屋根は切妻ではなく折屋根とした凝った造りです。 ![]() ![]() ![]() 戦中に建てられた小学校ですが、簡素な中にも意匠が凝らされた美しい校舎です。 町立小学校の統合によって廃校となってしまうのは何とも残念ですが、有効な再活用を図って校舎の存続を願いたいものです。 ![]()
by sunshine-works
| 2011-09-15 13:55
| 近代建築 鳥取県
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Comments(2)
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はじめまして。
日本縦断こころ旅2016秋の旅で、放映されていて、画像を 探していたら、こちらのブログに出会いました。 興味深い建築物(遺産ならず現役も)がたくさん収められて いらっしゃり、これからいろいろ拝見させていただきたいと 思います。
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tabinoirodorさん、はじめまして。
拙い写真と記事の数々ですが宜しくお願いいたします。 |
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