2011年 02月 20日
因美線美作河合駅
岡山県津山市の近代建築その12

岡山と鳥取の県境に位置する因美線美作河合駅。この駅舎も開業時の姿のまま今尚現役で使われています。
昭和6年築。
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知和駅と同じ様に山間いにポツンと建つ木造下見板貼りの小さな駅舎です。中央から右に寄せて小さな切妻屋根の玄関庇を持つこの時代の地方木造駅舎に共通した規格で造られています。
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入口から小さな待合室を経て真っ直ぐに改札口に至る構造はローカル駅舎に多く見られます。
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改札を抜けてホームへ。この駅も駅舎本屋から一段高い位置にホームが設けられています。
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現在は1面1線のホームとなっていますが、かつては保線施設や木材の積み出し所が併設された広い敷地を持つ駅でした。使われなくなった線路が当時の名残りを留めています。
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駅構内の片隅に手動式の転車台が残されています。主にラッセル車の方向転換に使われていたこの転車台は同規模の物としては全国で唯一の現存例です。
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かつて地域を支える重要な役割を担っていたこの駅も今では乗降客も僅かな典型的な過疎駅となってしまいました。
往時の名残を色濃く留めるこの駅は、その昔に鉄道が果たした役割を偲ぶ歴史遺産として極めて価値のある物となっています。
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by sunshine-works | 2011-02-20 23:43 | Trackback(1) | Comments(0)
Tracked from ローカルニュースの旅 at 2014-02-16 09:21
タイトル : 白くかれんなセツブンソウ 美作・河会地区の群生地
美作市河会地区住民が管理する同市南の山裾にある山野草群生地で、白くかれんなセツブンソウが咲き始めた。群生地は一般開放され、春の訪れを告げる花を観賞しようという県内外の愛好家らが訪れている。今年は例年より10日ほど早い1月末に花が開き始め、現在4分咲き程度。ピークは20日ごろとみており、「山の斜面に広がる花々は一見の価値があると思う」と同会は来場を呼び掛けている。開放時間は午前9時〜午後4時半。入園料200円が必要。... more


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