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2009年 07月 08日
岡山県備前市の近代建築その1 県境の船坂峠を抜け、最初の岡山側の駅が山陽本線三石駅です。山間の小さな町だった三石はこの地に産する蝋石を基にした耐火煉瓦の生産地として明治中期に大きく発展します。この三石駅付近には地元産の煉瓦で築かれた明治期の古い拱渠(築堤が道路や川を跨ぐトンネル)が6箇所残っています。 ![]() 三石駅から次の吉永駅に向かう約1kmに亘って大小様々な規模の煉瓦拱渠が点在しています。 この中で最大規模のものが、金剛川を跨ぐこの4連アーチの拱渠です。中央2連を金剛川が流れ、両脇は道路トンネルになっています。 ![]() ![]() ![]() 現在のJR山陽本線の前身、旧山陽鉄道開通時の明治23年に現在の下り線側が、複線化工事に伴い明治44年に現在の上り線側が築かれました。 この拱渠は下り線側と上り線側で使用されている煉瓦の種類が異なります。下り線側はこのようにオーソドックスな赤レンガが使用されています。 ![]() ![]() ![]() ![]() 各アーチの基部に付けられた花崗岩の隅石。 ![]() ![]() ![]() ![]() 後年に追加された上り線側。焼過煉瓦と呼ばれる濃色の煉瓦が使われています。煉瓦の変遷からすると、明治後期に焼過煉瓦は赤煉瓦に取って代わられる事になるのですが、三石の拱渠では後年に築かれた方に焼過煉瓦が使われています。 ![]() ![]() ![]() 金剛川の4連アーチの西側には小規模な拱渠が続きます。 ![]() ![]() このへんになると頭が閊えそうなくらい小さなトンネルです。 ![]() ![]() こちらは比較的大きな拱渠。 ![]() 旧山陽鉄道の橋脚には煉瓦を用いた物が多いのですが、ふんだんに煉瓦を用いた拱渠がこれだけの規模で築かれたのも煉瓦で栄えた町ならではの事でしょう。 この三石周辺の煉瓦拱渠群は当時の姿をそのまま残す資料的価値の高いものとして、土木学会選奨土木遺産に指定されています。 ![]()
by sunshine-works
| 2009-07-08 21:07
| 近代建築 岡山県
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Comments(2)
三石に行かれたんですね^^
ここ、行きたかったのですが前回は時間的な都合で探せませんでした~(涙)
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aruphotoさんこんばんは。
aruphotoさんのブログに掲載されていた拱渠とこの場所はそれほど離れていなかったと思います。むしろこの4連アーチの拱渠の方が目立つ場所にあって探すのは簡単でした。やはりここは必見の場所です。機会があれば再訪してみてください。 |
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