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2008年 03月 23日
旧三菱銀行神戸支店
神戸中央区の近代建築その34

ハーバーロードと栄町通りが交差する大きな交差点に一際目立つルネッサンス様式の建物が建っています。三菱銀行神戸支店として明治30年、曽禰達蔵の設計で建てられました。
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神戸市役所や中央郵便局が置かれ、神戸の中心地区として開発されていったこの一角に進出した三菱銀行神戸支店は、やがて栄町通りが神戸の金融街に発展して行く礎となりました。
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辰野金吾と並ぶ明治の建築界の重鎮、曽禰達蔵の設計です。いかにもこの時代の銀行建築らしい威厳と重厚感のある建物です。
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ハーバーロードに面した正面入口。
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こちらは栄町通りに面した南面
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神戸に現存する大規模な洋風建造物としては最も古いこの建物は、神戸に本社を置くファミリア社の施設(ファミリアホール)として使われています。子供服メーカーの同社らしくコーナーにはさりげなくスヌーピーの像が置かれています。
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重厚な銀行建物をホールとして転用する事例はあまり多くは見られません。この建物の様にある程度大きな建物でないとステージや客席が確保できない事や、内部の改装にコストが掛かる事が理由なのでしょうか。石造りの内部空間は音響効果としては優れている様な気もします。
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by sunshine-works | 2008-03-23 13:02 | 近代建築 | Trackback | Comments(6)
2008年 03月 15日
旧第一銀行神戸支店外壁(みなと元町駅)
神戸中央区の近代建築その32

元町から神戸駅へ繋がる栄町通りは神戸の金融街として多くの銀行が立ち並ぶエリアでした。現在はかっての賑わいは無くなってしまいましたが、往時を偲ぶ建物が地下鉄駅の一部として再生利用されています。現在みなと元町駅の入口となっているこの建造物は、明治41年に辰野金吾の設計で建てられた旧第一銀行神戸支店の外壁を利用したものです。
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辰野金吾は東京駅や日銀の設計者として知られていますが、この建物も赤レンガに白御影石でアクセントを入れる辰野式と言われる様式が用いられています。
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第一銀行が移転した後大林組の社屋として使われていたこの美しい煉瓦造りの建物は阪神大震災で全壊してしまいました。その後この場所に神戸市営地下鉄の駅が造られる事となり、かっての建物外壁を使用した駅舎とするプランが採用されました。
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地下鉄駅の入口は東西に二つ設けられています。こちらは東側の入口。
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西側の入口
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東面の窓には重厚な面格子が取り付けられています。
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表から見ると煉瓦の建造物に見えますが、実際には裏打ちされて直立する壁と言う方が正しい表現です。
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古い建物の外壁を新しい建物の一部として利用する手法はよく使われますが、この様に壁を単独の構造物として使用するのは珍しい事例です。当初建物の原状保存の度合いから言えば最も遠い事になるのでしょうが、余分な物がないだけにかえってオリジナルのエッセンスが強く表現されている様に感じられます。
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by sunshine-works | 2008-03-15 00:43 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2008年 02月 24日
旧住友銀行神戸支店
神戸中央区の近代建築その27

旧居留地内の近代建築を巡って来ましたが今回から元町から神戸駅にかけての近代建築を探訪していきます。
旧居留地と鯉川筋を挟んだ向かい側に建つこの建物は旧住友銀行神戸支店として昭和9年に建てられました。
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この建物も前回紹介した旧神戸海上火災ビルを手がけた長谷部竹腰建築設計事務所の設計です。大きなアーチを廻らせるデザインは共通していますが、こちらは付柱やアーチの縁飾りに細かい装飾を施し重厚なイメージに仕上げています。
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鯉川筋に面した東側。アーチ型に副えられた飾り柱がクラシカルな雰囲気を醸しています。
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アーチは北面にもありますがこちらはやや小ぶりで装飾も控えめです。
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3連アーチの両脇はこのような窓になっています。
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東面の玄関。入口は他にもコーナー部分と北側に各1箇所設けられています。
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西面はいかにも裏側と言った風情です。
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旧居留地から元町にかけての一帯は多くの銀行が並ぶ地域でした。戦災を生き残った銀行建物もその後の開発や震災の影響でほとんどが建替えられてしまいました。この建物も支店統合で閉鎖された後の行く末が心配されましたがブティックとして見事に再生されました。このような味わいのある建物を活かせるのはやはり商業施設が最適の様に思えます。
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by sunshine-works | 2008-02-24 01:25 | 近代建築 | Trackback | Comments(1)
2008年 02月 16日
旧ニューヨークナショナルシティ銀行神戸支店(旧居留地38番館)
神戸中央区の近代建築その25

旧居留地の元町駅寄りに大丸百貨店神戸店が建っています。本館は近年に建て替えられましたが、隣接するこの別館は元々は昭和4年にニューヨークナショナルシティ銀行神戸支店として建てられたものです。
設計:W.Mヴォーリズ
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戦前に日本に進出していた海外銀行の中で唯一のアメリカ系銀行がこのニューヨークナショナルシティ銀行です。(他にも数行ありましたが統合や撤退により消滅しています)
積極的に海外進出を果たした同行は日本国内に東京、大阪、横浜、神戸の4支店を有し、外国系銀行中最大の規模を誇っていました。
昭和4年に建てられたこの神戸支店は旧インターナショナル銀行の日本国内店舗を承継した同行が竣工させたものです。
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大正期から昭和初期に流行したアメリカンルネッサンス様式のデザインです。前面に並ぶ4本のイオニア式オーダーや目地の大きな壁面の貼石、入口上部のペディメント飾り等、ニューヨークやシカゴに建てられたオフィスビルを彷彿させます。同時期に建てられた同じく外資銀行であるチャータード銀行神戸支店も同じ様式に分類されますが、石材の素材感が違う事で印象も随分変わって見えます。
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昭和4年に新築された神戸支店ですが、米国資本の同行は日米関係の険悪化に伴って徐々に業務が制限されていきます。日米開戦の年である昭和16年には閉鎖となってしまい、銀行として使われたのは築後僅か10年足らずの短い期間に終わりました。
戦後も同行の店舗に復される事は無く、しばらく倉庫として使われていましたが、やがて隣の大丸百貨店の別館として再生される事となり現在に至っています。
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エントランスは南面と東面にそれぞれ設けられています。メイン入口の南側エントランス。
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重厚な玄関扉
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東面の入口
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東面に並ぶ窓。窓枠は当時のままのようです。
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こちらは西面の窓
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大丸の別館としてはこの建物の西に二つの大正時代の建物が存在していました。この二つの建物は取り壊されてしまいましたが、外壁のみ残されています。*かっての独逸染料合名会社と帝国酸素株式会社の社屋だったとの記録があります。
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内側の景色。
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このような建物が商業施設として再利用される例は数多く見受けられます。天井が高く開放感がある事や豪華な石を使った内装は商業空間として申し分の無い環境と言えます。神戸大丸は他にも大阪商船ビルの1階をインテリア売場として使用していたり、この建物の隣にあった別館を壁面保存し景観を守ったりと、古い建物の再利用に積極的な姿勢を示しています。街全体で演出効果を高めて行く同社の手法はさすが一流企業だけのことはあります。
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by sunshine-works | 2008-02-16 19:11 | 近代建築 | Trackback | Comments(2)
2008年 02月 04日
旧横浜正金銀行神戸支店(神戸市立博物館)
神戸中央区の近代建築その22

海岸通りに並ぶビルをひと通り廻ってきましたが、東へ戻って旧居留地の内側地区へ探訪を進めていきます。
チャータードビルから1本北側の通り(京町筋)に面して一際大きな建物が建っています。現在は神戸市博物館となっているこの建物は旧横浜正金銀行神戸支店として昭和10年に建てられました。設計:桜井小太郎
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国際貿易港である神戸にとって不可欠の外国為替を扱う銀行として置かれたのがこの横浜正金銀行の神戸支店です。ドーリア式のジャイアントオーダーを廻らした古典様式の重厚なデザインは体外的な威厳と信頼を示すかの様な迫力と存在感があります。
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先に紹介したチャータード銀行とこの横浜正金銀行、そして香港上海銀行の3行は共に外為銀行としてアジア各地で覇を競い合う関係でした。横浜正金銀行は後発ではありましたが政府や財界の庇護の下で積極的に海外に支店を設け、日本企業の海外進出を支えて行きました。
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設計者の桜井小太郎は海軍建築技官から三菱地所を経て独立し大手企業の社屋を中心に各地に作品を残しました。
有名なところでは丸の内ビルディングの設計者として知られています。
三菱地所時代に数多くの銀行を手掛けただけあって晩年のこの建物も手馴れた銀行建築の基本を堅実に守ったオーソドックスな造りに見えます。新しい建築様式の波が広がりつつあった昭和10年の築ですが、しっかり古典主義の孤塁を守っているような印象です。
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オーダーを廻らした銀行建築独特のスタイルは博物館に良く似合います。
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簡素ながら力強い印象のドーリア式オーダー
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長く突き出した庇が特徴的な玄関エントランス
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建物側面は装飾要素をあまり置かずにあっさりした仕様です。1階の窓のグリルが整然と連なります。
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このような典型的な銀行建物はギリシア建築に範を取ったデザインだけあって美術館には最適の器となります。頑丈で厳かなイメージから様々に転用される銀行建物の中でも最も理に適った使われ方ではないでしょうか。各地で統合や廃止によって失われていく銀行も街のギャラリーやアートスペースとして再生する道は無いものでしょうか。
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by sunshine-works | 2008-02-04 21:58 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2008年 01月 09日
旧チャータード銀行神戸支店(チャータードビル)
神戸中央区の近代建築その15

今回から現在の神戸の街の基礎を作った旧居留地~海岸通に並ぶ近代建築を探訪します。
税関前を東西方向に伸びる通りが海岸通りです。名称そのままに海岸線沿いに敷かれた通りで、以前はこの道のすぐ傍が波打ち際となっていました。
この海岸通りに面した一角に開かれた外国人居留地はその後神戸の中心地として発展を続け、大正期には整然と区画割された街区に大きなビルが立ち並ぶビジネス街となって行きます。
海岸通りには現在も多くの戦前に建てられたビルが並んでいますが、日本を代表する海運会社のビルが一同に揃っているのはいかにも港街神戸に相応しい光景となっています。
そして今回紹介するこのビルも国際貿易都市として繁栄した神戸を象徴する建物のひとつです。
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この建物は当事日本に進出していた大手外資銀行の中では2番目の規模を誇っていたチャ-タ-ドバンクの神戸支店として建てられました。昭和13年築。設計:J.H.モーガン
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海岸通りに面した南面の2階までを貫く3本のオーダー柱(ジャイアントオーダー)を持つ銀行建築に多く見られるスタイルです。
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入り口は西と東のコーナーにそれぞれ設けられています。現在は飲食店となっている西側の入口には当時のままの回転扉が残っています。
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南北方向の通りに接する西側面
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隣の建物と接していた東側の面はあっさりとした仕上げです。
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チャータード銀行の支店として使われた後しばらくは荒れた状態となっていましたが1階に飲食店とブティックが入居するファッショナブルなビルとして再生されました。
1階のカフェ。高い天井が効果的に活かされています。旧金庫室もそのまま利用されています。
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当時、欧米資本の銀行支店が置かれていたのは東京を除くと横浜と神戸に限られていました。欧米諸国にとっての日本市場は両港の貿易を通じた関係が主で、神戸も多くの外国企業の活動拠点となっていました。外資銀行が置かれていた事は神戸が世界規模の経済拠点であった証でもあります。
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by sunshine-works | 2008-01-09 02:49 | 近代建築 | Trackback | Comments(6)
2007年 08月 30日
旧三和銀行大石川支店(大正銀行灘支店)

神戸灘区の近代建築その3

国道2号線に沿ってさらに西へ歩を進めます。灘区のほぼ真ん中、大石川の交わる辺りに銀行が見えてきます。この建物は当初三和銀行の支店として建てられ、その後大正相互銀行の建物として最近まで使用されました。昭和11年築。設計者不詳。
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明治期から全国に建てられた銀行建築は時代を経るにつれそのスタイルも変化していきます。巨大な列柱を前面に並べ彫像やオーナメントを廻らせる典型的な銀行建築様式も昭和になると装飾要素が徐々に少なくなり、重厚で威圧的なイメージが薄まっていきます。昭和11年に建てられたこの建物もデザイン的にかなり表現を抑えた造りとなっていますが要所要所には従来様式の名残りが見られ、薄味ながらも旧来のスタイルを残しています。
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銀行の象徴としてオーダー柱を備えていますが突出が少なく、壁の一部分のような印象です。
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エントランスは前面中央に1箇所。
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1階窓の面格子です。捻り加減が一風変わっています。
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東側からの眺め
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西側から。中央に煙突が見えます。
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昭和10年代前半は実質的には戦前建築の最終期(統制により軍事施設以外の大規模建造物の建設が禁止されます)であり、戦後再開された銀行建築は機能・実用優先の味気ないデザインが主流になっていきますのでこの建物は銀行が銀行然としていた時代の最後の姿かもしれません。
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残念ながら平成19年6月でこの支店は統合され廃店となってしまいました。新聞報道によると取り壊して売却されるそうです。神戸市内で最後の戦前築の銀行店舗だったこの建物、再生する手法はないものでしょうか。
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by sunshine-works | 2007-08-30 19:03 | 近代建築 | Trackback(1) | Comments(0)
2007年 06月 13日
旧逸身銀行(芦屋市立図書館打出分室)
芦屋の近代建築その1

阪神電鉄香枦園から西へ1駅、市境を越えると芦屋市打出駅です。駅北側の住宅地の一角に石造の大きな建物が見えてきます。現在は図書館として使われているこの建物は大阪にあった銀行建物を当地に移築したものです。
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ブロック状の石を積み上げて造られています。石垣や西洋の城郭の様な外観です。
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昭和5年に大阪から移築されたこの建物ですが築年度や設計・施工は不詳です。(明治後年から大正期の築と言われています。)
当初は個人宅の別棟として使われていましたが、戦後に芦屋市立図書館になりました。
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建物に比べると小さな窓です。
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玄関の意匠はなぜか東洋風。
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この建物に置かれている市立図書館分室は一時は財政難から廃止される案があったそうですが反対運動で見送りとなりました。居住するには少々使い勝手が悪そうですが図書館の用途には最適な建物ではないでしょうか。
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by sunshine-works | 2007-06-13 23:10 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2006年 12月 16日
尼崎信用組合旧本店

尼崎の近代建築その8
以前紹介した尼崎信用組合旧本部事務所から建物一つ隔てた位置にあります。レンガ造りの旧本部事務所の次の2代目本店事務所として昭和5年に建てられました。地元兵庫県を中心に活躍した古塚正治の設計です。
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昭和5年当時は新しい建築の流れが地方都市にも波及しだした頃ですが、銀行建築は依然として様式建築が主流を占めていました。この建物は従来の荘厳な銀行建物のイメージから離れ、流行のモダニズム様式を取り入れた設計となっています。
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あっさりとしたデザインですが平面とカーブが巧みに組み合わされています。
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外壁の最上部には緩やかな反り返えしがつけられています。
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その後の改修で竣工当時とはエントランス部や窓等が変更されています。外壁も最初は黄土色に近い色合いだったようです。
竣工時の外壁の色を再現してみました。(館内に飾られている当時の絵を参考にしました)

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新本店ビルの建設に伴い、この建物は「世界の貯金箱博物館」として余生を送っています。
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by sunshine-works | 2006-12-16 13:00 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2006年 12月 02日
尼崎信用組合旧本部事務所(尼崎信用金庫記念館)
尼崎の近代建築その5

現在の尼崎信用金庫の前身である尼崎信用組合創業時の本部事務所として使われていました。現在は記念館となっています。

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前から見ても横から見ても小さな建物です。
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アーチ窓が良い感じ。窓は上げ下げ式になっています。
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1階正面の窓と飾り格子。
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この建物は初代理事長の邸宅の一部として建てられたもので銀行創設時に本部事務所に転用されました。建築年代は定かではありませんが明治30年代とも言われています。


記念館だけあって保存状況は良好。綺麗に手入れされています。

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軒蛇腹、胴蛇腹が良いアクセントになっています。

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by sunshine-works | 2006-12-02 15:58 | 近代建築 | Trackback | Comments(2)