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2016年 12月 24日
一畑電鉄布崎変電所
島根県出雲市の近代建築その2

松江市と出雲市間を宍道湖の北岸に沿って東西に結ぶ一畑電車北松江線。途中駅の布崎駅の隣に鉄筋コンクリート造の古い変電所が建っています。今尚現役で使われているこの変電所は昭和2年に建てられました。
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布崎駅から川を挟んだ西側、線路沿いに建つ鉄筋コンクリート2階建て。
中央に入口を構えたシンメトリー配置。正面に上げ下げ式の縦長窓が並び、入口両脇には付柱の装飾。中央上部に立ち上げたパラペットに社章を掲げます。
正面から右手に繋がる建物は戦後の増築、左側の木造部分も後年に付け加えられたものと推測されます。
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入口周りとその上部。地味な用途の裏方施設ですが、当時の鉄道各社はこの種の建物にも様々な意匠を凝らしていました。
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側面から裏手。現在は変電設備の殆どが裏手の屋外に設置されいます。
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by sunshine-works | 2016-12-24 19:30 | 近代建築 島根県 | Comments(0)
2016年 12月 03日
木次線の駅舎
島根の鉄道遺産

松江市と広島県庄原市を結ぶ木次線は大正5年に宍道~木次間で開業した民営の簸上鉄道をその前身とし、昭和7年に木次~出雲三成間の旧国鉄木次線と接続、国有化後の昭和12年に備後落合まで延伸されて現在の区間が全通します。
備後落合で芸備線と結ばれた木次線は戦前戦後の一時期に広島~松江を結ぶ陰陽連絡線としての役目を担いましたが、その後の交通環境の変化に伴って衰退し、現在は内陸と山間部を繋ぐ生活路線として運用されています。
奥出雲の山間いを走るこの木次線の沿線にも開業時の姿を留める古い駅舎が幾つも残されています。今回は木次線に現存する戦前築の木造駅舎を紹介します。


広島方の起点備後落合駅から4駅、八川駅は昭和9年の開業。出雲三成から延伸された木次線の終着駅として設置されました。
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当時の姿が良く保たれた待合室。
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駅舎の正面。近年の改修で壁面の下見板や上部の漆喰壁、屋根瓦が更新され、窓枠もサッシに入れ替えられていますが、基本構造は創建時の姿を留めます。
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1駅先の出雲横田駅も同じく昭和9年の開業。この出雲横田駅については以前に紹介したこちら を参照して下さい。
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出雲八代駅の開業は昭和7年。国鉄木次線の木次~出雲三成の延伸時に設置された駅舎が現存します。
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現在のホームは1面1線。向い側には、かつて使われていたホームが残されています。
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1駅隣の下久野駅も昭和7年築。開業時に建てられた南京下見板張り、木造切妻屋根の駅舎本屋が今も使われています。
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ホームから駅舎裏側の眺め。
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ホームへ抜ける改札ゲートは今では珍しい木造の物が残されています。
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昭和7年開業の日登駅。鉄道省によって木次から延伸された最初の工区に設置されました。
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小さな待合室が当時のまま残されています。
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by sunshine-works | 2016-12-03 10:19 | 近代建築 島根県 | Trackback | Comments(0)
2016年 11月 26日
芸備線の駅舎①
広島の鉄道遺産

広島市から岡山県新見市を結ぶ芸備線は旧芸備鉄道時代に開通した広島~備後庄原間の路線をその前身とし、国有化後の昭和11年に現在の区間が全通します。中国山地の麓から急峻な山間部を抜けて東西160kmを結ぶこの路線にも古い木造駅舎が数多く残されています。
今回は備後に残る芸備線の古い駅舎を紹介します。

庄原市の中心駅備後庄原駅。芸備鉄道が塩町から延伸された大正12年に時に終着駅として設置されました。昭和8年に建てられた駅舎本屋が今も使われています。
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2面3線のホームを備え、芸備線の途中駅では最大規模の駅です。各ホームに掛けられた大きな木造上屋は昭和17年築。
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備後庄原から1駅先の高駅。昭和9年開業当時の駅舎が残ります。
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現在のホームは1面1線。かつて使われていた対向ホームが残っています。
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比婆山駅の開業は国鉄庄原線時代の昭和10年。備後熊野駅として建てられました。
開設時の駅舎が使われています。
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芸備線に現存する開業当時の駅舎の中でこの比婆山駅は独特の意匠をしています。
駅舎屋根と入口庇は朱色の反り屋根、庇の破風には懸魚が飾られ、寺社建築風の造りとなっています。
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現在の芸備線の基となった芸備鉄道の岡山側からの延伸は国鉄三神線時代の昭和5年に備中神代~矢神間が開通、同年中に東城まで延伸され、5年後の昭和10年に小奴可まで開通します。
備後八幡駅はこの昭和10年の延伸時に設置された駅。ここにも当時の駅舎が現存しています。
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元々は駅務室を備えた駅舎でしたが、半分を取り壊して待合室部分のみ残されています。
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昭和10年の延伸時に終着駅として設置された小奴可駅。この駅舎も開業当時の姿を留めています。
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使われなくなった対向ホーム。石積みも当時のままです。
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山深い里に設置された道後山駅。現在の芸備線区間が全通した昭和11年に開設されました。
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広島、新見両方向から延伸を重ねた芸備線は昭和11年に全通。合流点となった備後落合駅は機関庫や転車台を備えた拠点として整備されました。この備後落合駅のホームには古レールを使用した上屋が当時のまま残されています。
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芸備線は昭和12年にこの備後落合駅に木次線が接続され、陰陽連絡路線の一つとなります。
同駅は多くの乗換客が行きかうターミナル駅として、また周辺の山々で伐採された木材の積出し駅として賑わいますが、戦後の交通導線の変化と林業の衰退でその役目を失い、現在では秘境駅とも呼ばれる程に寂れてしまいました。
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木次線ホームからの遠景。線路は県境を越えて出雲方面へ向かいます。
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by sunshine-works | 2016-11-26 18:30 | 近代建築 広島県 | Trackback | Comments(0)
2016年 11月 19日
福塩線の駅舎
広島の鉄道遺産

福山市と三次市を結ぶ福塩線は大正期に開設された両備軽便鉄道をその前身とし、国有化後の昭和13年に現在の区間が全通します。
総長78kmの路線は全線単線で優等列車も無く、過半は非電化のローカル線ですが、県北部と南部を結ぶ路線として長くその務めを果たしています。
今回はこの福塩線に残る開業時の姿を留める木造駅舎の幾つかを紹介します。


福山市西部の駅家駅。軽便鉄道時代の大正3年に建てられた駅舎が使われています。
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ホームに設置された旅客上屋。柱には昭和13年の建物資産標が貼られています。
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府中市との堺に位置する新市駅。この駅も両備軽便鉄道開設時の大正3年に建てられた駅舎が現存しています。
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この駅にも駅家駅と同様のホーム上屋が設置されています。こちらは昭和11年設置。
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府中駅から北は非電化のローカル区間。長閑な景色の中を走ります。府中市北部の山間いに設置された備後矢野駅。
福塩線の最終工区が開通した昭和13年築の駅舎が残ります。
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三次市の古い宿場町に残る吉舎駅。昭和8年に塩町側から延伸された際の終着駅でした。
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福塩線は終点の塩町駅で芸備線と接続します。この駅舎は芸備鉄道時代の昭和5年に田幸駅として建てられました。
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by sunshine-works | 2016-11-19 12:36 | 近代建築 広島県 | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 28日
兵庫県丹波・但馬の近代建築 補遺3
兵庫県丹波・但馬の近代建築補遺

丹波・但馬の未紹介物件、最後は鉄道、橋梁、工場その他です。
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出石城近くの旧ちりめん工場建物。飲食・物販施設「出石城山ガーデン」として再生されています。
昭和初期築。
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レストランとして使われている元工場内部。木製のトラスや三角屋根が当時のまま残されています。
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隣接する別棟。特徴的なタイルが貼られています。
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山陰本線梁瀬駅は明治44年の開業。一部改装されていますが、駅舎本屋は開業当時のものです。
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同駅近くにある煉瓦拱渠。線路の下を潜る小さな人道トンネルです。
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同じく山陰本線の城崎温泉駅。大正15年築のモダンな駅舎が現存します。
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新温泉町にある和田口めがねトンネル。山陰本線開通時に設置されました。
道路と水路のトンネル2本が並びます。
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丹波市山南町井原の消防団屯所。昭和初期。
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by sunshine-works | 2016-05-28 01:30 | 近代建築 兵庫県 | Trackback | Comments(0)
2016年 04月 29日
京都府丹後の近代建築 補遺3
京都府丹後の近代建築補遺3回目は鉄道橋梁、道路橋です。

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京都丹後鉄道の野田川橋梁。中央の桁は後年に架け替えられましたが、両脇の下路プレートガーダー部分は鉄道省時代のものです。
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同じく京都丹後鉄道の水戸谷川橋梁。竣工時の巨大な石積み橋脚が今尚使われています。
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第一五十河橋梁。
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京丹後市久美浜の中心部の新橋。昭和2年の丹後地震の復興橋の一つです。
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与謝野町加悦の旧役場近くの天神橋。昭和9年架橋。
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by sunshine-works | 2016-04-29 21:31 | 近代建築 京都府 | Trackback | Comments(0)
2016年 04月 08日
舞鶴線伊佐津川橋梁
京都の鉄道遺産

綾部~東舞鶴間を結ぶ舞鶴線は途中区間を伊佐津川と並行して進んで行きます。
この舞鶴線が伊佐津川を幾度も渡る地点に架けられた橋梁には明治37年の同線開業時に設置された煉瓦造の橋脚が使われています。
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伊佐津川を渡る舞鶴線の橋梁は渕垣駅東の第一伊佐津川橋梁から西舞鶴駅東の第六伊佐津川橋梁までの6橋。すべてに開業時の煉瓦橋梁が残っています。
明治期の煉瓦橋脚が現役で使われている橋梁は全国各地に数多くありますが、このように連続して現存する事例は希少なものです。
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西舞鶴の市街地の東を渡る第六橋梁。伊佐津川はこの先で舞鶴湾に注ぎます。
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伊佐津川橋梁にはどれもイギリス積の煉瓦橋脚が使われていますが、最下流のこの橋脚のみ形状が異なります。橋脚の両端が丸みを帯びた他の5橋と異なりこの第六橋梁は先端が尖り、補強の石積みの配置も異なります。川幅が広く増水時に水量が増える下流部に合わせたものと推測されます。
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橋台の煉瓦構造物も状態良く残されています。
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西舞鶴~梅迫間の第五橋梁。
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真倉集落の中で佐津川を渡る第四橋梁。
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真倉集落の入口の架道橋。ここも開業当時の煉瓦橋台が残されています。
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梅迫~渕垣間の山間いに架けられた第三橋梁から第一橋梁を順番に。
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橋脚は上が窄まった楕円形の断面。縁を切石で補強しています。この仕様は明治期の鉄道橋梁に多く使われました。
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by sunshine-works | 2016-04-08 14:57 | 近代建築 京都府 | Trackback | Comments(0)
2016年 04月 01日
小浜線松尾寺駅
京都の鉄道遺産

東舞鶴駅から東へ一駅、小浜線松尾寺(まつのおでら)駅は大正11年の同駅開設時に建てられた駅舎本屋が現在も使われています。
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松尾寺駅は敦賀と舞鶴を結ぶ小浜線の最終工区、若狭高浜~新舞鶴間が開通した大正11年に設置されました。
西国三十三霊場の第二十九番札所松尾寺の最寄駅として、その後は大戦中に設置された海軍火薬廠や戦後に開設した日本板硝子の工場を結ぶ引込線の基点としての役割を担いましたが、現在は長閑な無人駅としてその姿を留めます。
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中央右寄せに切妻屋根の庇を突出した木造平屋建、下見板貼。当時の地方駅舎の典型的な意匠です。
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屋根瓦や外壁は葺き替えられ窓枠は更新されていますが、基本構造は開業当時の状態が保たれています。
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改札を抜けて駅舎裏側へ。
石段を上った先にホームが設置されています。
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ホームから眺めた駅舎裏側。
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by sunshine-works | 2016-04-01 13:31 | 近代建築 京都府 | Trackback | Comments(0)
2016年 03月 04日
北吸隧道
京都府舞鶴市の近代建築その14

舞鶴赤レンガパークから東舞鶴駅へ向けて敷石の遊歩道が通じています。この遊歩道が途中でくぐる煉瓦トンネルは、かつて東舞鶴駅から軍港の間に敷かれていた引込線の鉄道トンネルとして明治37年に設置されたものです。
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舞鶴軍港の造営と平行して進められた福知山~新舞鶴(現在の東舞鶴)間の鉄道開通は明治37年。同時に終点の新舞鶴から軍港の間に軍事輸送の為の引込線が敷かれました。
この路線は軍港が廃止された戦後も中舞鶴線として運用されますが、昭和47年に廃線となった後は長らく放置された状態でした。
平成に入って遊歩道として旧路線跡が整備されるのに併せて隧道も修復され、現在は舞鶴の観光スポットの一つとなっています。
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抗門部は福知山~新舞鶴に敷かれた舞鶴線の隧道に共通する意匠。総煉瓦で装飾豊かな造りは重要な軍事路線としての格を示すものとも思えます。
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トンネル内部。竣工時には壁面すべてに煉瓦が張られていました。
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東舞鶴駅側の抗門部。
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by sunshine-works | 2016-03-04 21:17 | 近代建築 京都府 | Trackback | Comments(0)
2015年 11月 24日
出雲横田駅
島根の鉄道遺産

松江市宍道から広島県庄原を結ぶ木次線は大正5年に簸上鉄道が開設した宍道~木次間を母体とし、国有化後の昭和12年に備後落合までの全区間が開通。以降戦前戦後の半世紀を瀬戸内海と日本海を繋ぐ陰陽連絡線の一つとして、重要な役割を果たしました。
現在の木次線は一日数本が往復する山間の生活路線として存続する中、殆どが無人駅となっていますが、沿線で数少ない有人駅として置かれている出雲横田駅には開業時に建てられた駅舎が今尚使われています。
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国有化された昭和9年に出雲三成から八川までが延伸された際に設けられた3駅の一つ。独特の意匠は近くの稲田神社を模したものとされています。
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反り屋根、懸魚と呼ばれる妻飾り、細かい間隔で並ぶ垂木、向拝柱を支える礎盤。寺社建築が忠実に再現されています。
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駅舎内部の様子。ひっそりとした空間に鉄枠のベンチが置かれています。
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by sunshine-works | 2015-11-24 11:32 | 近代建築 島根県 | Trackback | Comments(0)