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2011年 12月 09日
旧新見郵便局
岡山県新見市の近代建築

高梁川に沿って連なる新見の旧市街の一角に郵便局舎として建てられた建物が残っています。現在は事務所ビルとなっているこの建物は、昭和6年に建てられ、昭和33年まで新見郵便局(上市郵便局)として使われました。
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新見駅の北側、高梁川に面した旧道に建つスクラッチタイル貼り、寄席棟造り、構造は木造モルタルと推測される2階建の建物です。そのレトロな外観は川を挟んだ対岸からも目を惹きます。
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この時代、地方都市でも洋風建築の郵便局舎が数多く建てられましたが、流行の建築様式が随所に取り込まれたこの局舎は都会の建築物に劣らない凝った造りです。
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スクラッチタイル張りの外壁。岡山では珍しい現存例です。
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郵便局時代の名残。何に使われていたのでしょうか。
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洋風意匠の前面とは大きく印象の異なる側面。劣化が進み、ちょっと心配な状態です。
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県北の交通の要衝として発展した当時の新見の様子が偲ばれる建物です。
古い郵便局舎が数多く残る岡山の中でも、この旧局舎は地方の建築技術の質の高さを示しています。
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by sunshine-works | 2011-12-09 23:22 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 11日
智頭宿の近代建築
鳥取県智頭町の近代建築その2

鳥取随一の宿場町だった智頭は明治以降も地域の経済・行政の中心として栄え、多くの近代建築が建てられていきました。今回は旧宿場町に残る三つの洋風建築を紹介します。

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旧智頭町役場(下町公民館)

因幡街道智頭宿の中心部に下見板貼り木造2階建ての洋風建築が建っています。
大正3年、旧智頭村が町制に移行した際に町役場として建てられました。
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下見板貼りの外壁に和風の桟瓦葺、装飾表現が殆ど無く、唯一中央入口の庇や三角ペディメントに施された意匠に庁舎らしさが窺えます。窓枠はサッシに変えられている以外は原型を良く留め、大正期の地方庁舎の現存例として貴重なものです。
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智頭町役場だったこの建物は当初別の場所に建てられていましたが、昭和3年に当地に移築されたそうです。昭和19年まで役場庁舎として使われ、その後は電報電話局を経て公民館となりました。
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中町公民館

旧智頭宿には現在公民館として使われている洋風建築物がもう一棟現存します。当初医院として建てられたこの建物の築年は不詳ですが、おそらく大正初期のものと思われます。
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木造下見板貼り、桟瓦葺。中央に切妻屋根の庇を設け、左右に縦長の上げ下げ窓を配します。旧智頭町役場と同時代の建物と思われ、共に良く似た造りとなっています。
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智頭消防団本町分団屯所

街道に面して火の見櫓を乗せた特長のある建物が建っています。智頭町の消防屯所として昭和16年に建てられ、今尚現役の施設として使われています。
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木造2階建て、下見板貼り。正面上部に切妻風の破風を立ち上げます。本来飾り気の無い建物ですが、屋根上の火の見櫓や建物正面中央に取り付けられた階段がこの建物を特徴付けています。
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古い町並みが続く旧智頭宿の中心部に建つ消防屯所。周囲の伝統家屋に違和感無く調和しています。
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by sunshine-works | 2011-09-11 17:33 | 近代建築 鳥取県 | Trackback | Comments(0)
2011年 05月 23日
旧勝田郡役所
岡山県勝央町の近代建築その2

岡山県勝央町は昭和29年にこの地域の町村合併により誕生します。この時初代庁舎として使われた建物が町の中心部に現存しています。明治45年、旧勝間田郡役場として建てられました。
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木造下見板貼り2階建て、玄関部にアーチを設け、上部の塔屋には急勾配の方形屋根を2段重ねています。明治後期の地方の庁舎建物として洋風意匠が顕著で、非常にモダンな印象を受けます。
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勝田郡役所として建てられたこの建物ですが、大正15年に郡制は廃止され、郡役所として使われたのは僅か14年でした。その後は幾度か公共的な用途に利用されていきましたが、昭和29年の勝央町発足に際し再び庁舎の用に就く事となります。
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この建物を特徴付けている正面玄関と上部の塔屋。2段重ねの屋根は当初スレート葺きでしたがその後光沢のある金属素材に吹き替えられています。
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金属板を張った屋根が日差しを受けて黄金に煌きます。
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側面から背後へ。
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裏庭に面した建物南側。大きなガラス窓が並びます。
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この旧勝田郡役所建物は昭和58年までの約30年を勝央町役場として使われ、その後は郷土美術館に転用されました。平成16年に美術館が移転した後は空家の状態が続いています。
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郡制が敷かれた期間が短かった事もあって、郡役所の現存例は市町村役場に比べると多くありません。この旧勝田郡役場も岡山県下の旧郡役所として唯一の現存例となっています。
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by sunshine-works | 2011-05-23 23:39 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(0)
2011年 04月 17日
旧津山市庁舎(津山郷土博物館)
岡山県津山市の近代建築その17

旧津山城が置かれていた小高い丘の裾に、郷土博物館として使われている鉄筋コンクリート3階建てのモダンな建物が建っています。この建物は昭和8年に竣工し、昭和57年までの50年間、津山市庁舎として使われていました。
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庁舎建築に良く見られる左右対称の意匠、車寄せを備えた中央玄関に石積みの分厚い庇が掛けられています。建物頂部のパラペット部にはアクセントとして濃茶色のスクラッチタイルが張られ、中央玄関上部に2層の塔屋を構えます。当時流行のアールデコを取り入れた先鋭的な庁舎として建てられました。
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石を張った重厚な玄関周り
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建物側面から裏側へ回ります。
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この建物が建てられた当時の津山市の人口は約4万人、岡山県で3番目の都市とはいえ中規模の地方都市でしたが、現存するこの旧津山市庁舎は地方都市の市庁舎の域を超える素晴らしいものと思えます。
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by sunshine-works | 2011-04-17 23:31 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(0)
2010年 10月 20日
香川県農業試験場本館
香川県高松市の近代建築その12

高松市の西部、琴電琴平線仏生山駅の西に香川県農業試験場が置かれています。この敷地内には昭和5年に建てられた旧本館が残されています。
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中央の車寄せを挟んでシンメトリーに配置された木造モルタル2階建て。装飾要素は全体に控えめで、玄関周りに集中して施されています。
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庁舎らしく車寄せを備えた玄関部分。三面のアーチで組まれたポーチ上部にレリーフが飾られます。
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木製の枠組みが当時のまま残されている三段式の上げ下げ窓。
中央部が固定式、上下の窓がそれぞれ下方・上方にスライドする構造となっています。
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明治以降に全国の自治体が設置した農業試験場は、概ねどこも施設内にこの様な木造の本館建物を備え、教習室や研究施設、事務室や管理施設に充てられていました。施設の性格が自治体機関にして教習・研究施設である様に、建築意匠的にも当時の学校建築と地方庁舎を合わせた様な趣があります。
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建物側面
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こちらは裏側です。
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香川県では現在農業試験場の移転計画が進められています。この建物の処遇がどうなるかは未定の様ですが、竣工当時の姿を良好に保つこの建物は、農業近代化の象徴として後年に伝える価値が非常に高い物と思えます。
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by sunshine-works | 2010-10-20 23:45 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2010年 05月 29日
旧木田郡役所
香川県三木町の近代建築その2

三木町池戸公民館として使われているこの木造建物は、旧木田郡役所として大正8年に建てられました。香川県に現存する唯一の旧郡役所です。
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木造平屋、下見板貼り、中央に車寄せを設けた当時の地方庁舎によく見られた意匠ですが、屋根上に長く突き出たドーマーがこの建物の大きな特徴となっています。
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資料(香川県の近代化遺産)によると、この建物は、宮大工によって設計・施工されたと記載があります。棟梁の手になる儀洋風建築ですが、各部には精妙に西洋技法が取り込まれており、当時の職人の技術力の高さを伺う事が出来ます。
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大正8年に新庁舎として建てられた木田郡役所ですが、郡制の廃止によって郡役所としては僅か7年でその使命を終えてしまいます。その後は県の養蚕試験場として50年余り使用され、昭和58年から三木町の公民館となっています。管理者が変遷し、それぞれ異なった用途で使われてきましたが、当初の郡役所時代の意匠が良好に保たれています
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建物中央に設けられたドーマー屋根。2層式で頂部を丸屋根とする凝った造りです。
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側面から裏側へ
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隣接して建てられた土蔵
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明治23年の法令によって全国に置かれた郡役所は、その後30年余りで廃止されてしまいますが、建築史の上では、各地に建てられたこれらの庁舎はそれぞれの地方に於ける洋風建造物の先駆けとしての役割を果たしていました。
郡制廃止から80年余りを経過した今日も当時の姿で残るこの旧庁舎は、建築資料としても価値の高い建物となっています。
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by sunshine-works | 2010-05-29 22:47 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2010年 05月 13日
旧加茂葉煙草取扱所(加茂川歴史民族資料館)
岡山県吉備中央町の近代建築その1

岡山市の北に接する吉備中央町は平成16年に2町の合併によって誕生しました。町の東側を占める旧加茂川町の円城村に地域の歴史資料を展示する資料館が建っています。この建物は、かつてこの周辺で盛んだった葉タバコの取扱所として建てられたものです。明治30年築。
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現在はその数も少なくなってしまいましたが、かつて日本各地の葉タバコ産地には生産農家と専売公社間の中継ぎを行う取扱所と呼ばれる施設が置かれ、葉タバコの集荷、選別、乾燥、梱包してタバコ工場へ送る役割を担っていました。
この建物は明治31年の葉たばこ専売法施行に際して全国に建てられた最初の取扱所の一つで、旧加茂郡一帯を範囲としていました。
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木造平屋、寄棟造り、この時代の学校建築に多く見られる和風意匠の建物です。屋根裏が高く取られた大きな建物で、長さは30メートルに及びます。
嵩の高い葉タバコが収穫期に大量に集められる事、扱い品が専売品である事、湿気に対する対策等の理由から、葉煙草取扱所の建物はどれも大きく堅固な物だった様です。
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玄関脇に飾られているのは荷馬車の車輪の様です。
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西面から裏側へ
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この部分は妻面まで一面がガラス窓となっています。当初からの物かは不明ですが、葉タバコの選別に十分な採光が必要だったと言う事でしょうか。
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裏側から東面へ
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内部には民具や農具、歴史資料が展示されています。
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かつて日本各地の葉タバコ産地に置かれていた取扱所ですが、国内生産量の減少に伴って相次いで廃所され、歴史のある取扱所の建物で現存している物はこの旧加茂川取扱所の他には数例しかありません。
日本の近代農業の発展に大きな貢献を果たした葉タバコ栽培の歴史を伝える上でも、資料的価値の高い建物となっています。
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by sunshine-works | 2010-05-13 20:00 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2010年 03月 11日
旧甲浦村役場/旧福田村役場
岡山県岡山市の近代建築その25

明治22年に市制を施行した岡山市は、その後数度に亘る周辺町村との合併によって現在の規模となります。これら併合された自治体が庁舎としていた建物の中には、その後市の支所として流用され、現存している物が数例あります。今回は地域センターとして残る旧甲浦村と旧福田村の旧村役場を紹介します。
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旧甲浦村役場

岡山市と児島湾を挟んだ対岸に位置していた旧甲浦村は昭和27年に岡山市と合併します。昭和初期の築となる旧村役場はその後も岡山市役所児島支所として使われています。
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木造下見板張り2階建、中央の折れ屋根が特徴的な建物です。窓がサッシに替えられている以外は当時の姿を良く留めています。
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建物側面も折れ屋根(マンサード屋根)になっている凝った作りです。
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建物裏側。塀瓦を乗せた和風の板塀。
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ピンクに塗られた外壁が遠くからも目につきます。
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旧福田村役場

岡山市南西部にあった旧福田村は昭和46年に岡山市に合併されました。このモダンな旧村役場は昭和3年の築です。
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外壁がサイディングボードに替えられ、玄関ポーチもガラスで囲われてしまっていますが、屋根窓や2階中央のアーチ窓等の意匠が残されています。
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合併によって消滅してしまった自治体の庁舎の多くは、一旦は地域の支所として継続利用されるのですが、やがては老朽化を理由に取り壊されてしまうケースが殆どです。多くが木造建物で規模が小さく、転用するにも制約があるこのような旧役場が残されていくのは益々難しくなっているようです。
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by sunshine-works | 2010-03-11 21:34 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2009年 11月 07日
播磨の近代建築 補遺② ~庁舎~
播磨の近代建築 補遺② ~庁舎~

播磨の近代建築 補遺②は公共機関の庁舎を紹介します。
どれも小規模な建物ですが、それぞれに個性的で味わい深いものばかりです。

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旧高砂消防会館

昭和10年築。現役で使われている旧高砂町消防組時代の消防署です。
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西脇消防団第一分団詰所

西脇の中心部にある消防詰所。前面に聳える警鐘台は昭和5年築との記録がありますが、肝心の建物については築年不詳です。同時期に建てられたものと考えるのが妥当でしょうか。
*その後確認した処、設計:内藤克雄 昭和10年築と判明しました。設計者の内藤克雄は西脇小学校や出身地である小野市の小野小学校講堂も手掛けていました。
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香寺町消防団岩部分団望楼


消防施設をもう一つ。神崎郡香寺町にある消防団の旧消防車庫兼警鐘台。
築年は昭和初期と思われます。現在は消防団の倉庫となっています。
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旧妻鹿町役場


現在は姫路市の一部となった旧妻鹿町の庁舎。マンサード屋根が特徴的なモダニズム建築です。
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by sunshine-works | 2009-11-07 23:45 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2009年 09月 27日
旧牛窓簡易裁判所
岡山県瀬戸内市の近代建築その4

牛窓の旧市街から岡山方面へ向かう県道脇に目を惹く建物が建っています。
現在、民族資料館に使われているこの建物は大正4年に牛窓簡易裁判所として建てられました。
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木造モルタル造、玄関のある中央部のみ2階建て、両翼に平屋部分が繋がります。
垂直ラインを強調したモダニズムの影響を感じさせるデザインです。
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この建物が建てられた当時、県東部の主要都市だった牛窓には幾つかの公共機関が置かれました。司法機関としては県内14箇所に設置された簡易裁判所の一つとしてこの牛窓簡易裁判所が開かれています。
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規模は小ぶりですが、庁舎らしい風格が伺える建物です。平面と直線を基本としたモダンなデザインに和風の屋根瓦の組み合わせが独特の雰囲気を醸しています。
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側面から海に面した建物東面に廻ります。玄関側とはだいぶ異なった雰囲気です。
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この牛窓簡易裁判所は昭和63年に廃止されてしまいます。その後は民族資料館として利用されますが、現在は閉ざされたまま(事前に連絡すれば見学できるようです)となっています。
訪れる人もほとんどいなくなったこの建物は各部にひび割れや破損が目立ち、状態は芳しくありません。
内部には展示資料も飾られていますので早々には廃館の予定は無いと思いますが、すぐにも修繕が必要な状態です。
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戦前に建てられた司法機関の建物としては、旧控訴院や地方裁判所の幾つかが当時の姿のまま残されていますが、家裁、簡易裁判所の施設で現存しているものは多くはありません。
地方に残る裁判庁舎として貴重な存在であるこの建物を何とか残す手立てはないものでしょうか。
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by sunshine-works | 2009-09-27 11:53 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)