タグ:宗教施設 ( 22 ) タグの人気記事

2015年 11月 16日
旧救世軍横田小隊会館(日本基督教団横田相愛教会)
島根県奥出雲町の近代建築その2

前回紹介した旧山陰合同銀行横田支店の並びに、目を惹く教会建物が建てられています。
この建物は大正12年に救世軍横田小隊会館として建てられました。
f0116479_11273820.jpg

木造2階建の礼拝堂に玄関を構える4階建ての塔屋が繋がった建物。礼拝堂は下見板貼り、塔屋はモルタル壁に石貼り、銅板の三角屋根を葺きます。設計施工は地元の棟梁によるものと思われますが、本格的な教会建築の概要を具えます。
f0116479_11272662.jpg
f0116479_11275923.jpg
f0116479_11282160.jpg
f0116479_11284512.jpg
f0116479_11293376.jpg

塔屋の1階には3面にアーチを廻らせた玄関ポーチを構えます。
f0116479_11312910.jpg
f0116479_11320196.jpg
f0116479_11323140.jpg
f0116479_11472201.jpg
f0116479_11474183.jpg
f0116479_11372206.jpg
f0116479_11340466.jpg

玄関廻りの詳細。上層3階を分厚いアーチが支えます。
f0116479_11351749.jpg
f0116479_11361839.jpg
f0116479_11363633.jpg
f0116479_11365400.jpg
f0116479_11385161.jpg
f0116479_11480853.jpg
f0116479_11392494.jpg

各部見上げ。周囲に高層の建物が無い古い町並みの中にモダンな建物が頭一つ抜き出ます。
f0116479_11394808.jpg
f0116479_11395861.jpg
f0116479_11422939.jpg

側面から奥側の眺め
f0116479_11403266.jpg
f0116479_11452293.jpg
f0116479_11435759.jpg
f0116479_11444168.jpg

f0116479_11431296.jpg
f0116479_11461471.jpg

板張床の礼拝堂内部。ここも当時の姿を良く留めています。
f0116479_11484041.jpg

f0116479_11485061.jpg


by sunshine-works | 2015-11-16 14:08 | 近代建築 島根県 | Trackback | Comments(0)
2015年 04月 22日
聖アンドレ教会
京都府宮津市の近代建築その3

宮津の中心街に建つ木造の教会建築。英国聖公会系列の宮津アンドレ教会は大正期の築と言われています。
f0116479_23414552.jpg
塀に囲まれた敷地に建つ教会堂と付属建物。木造2階建て下見板貼り。妻面に並ぶ縦長窓や換気窓、突き出した両脇の庇が特徴ですが、全体に簡素で素朴な造りです。
f0116479_23420798.jpg
f0116479_23441640.jpg
f0116479_23485159.jpg
f0116479_23443478.jpg
f0116479_23445107.jpg
側面、背面の様子。教会に並ぶ建物は居住区画と思われます。
f0116479_23451076.jpg
f0116479_23453083.jpg

f0116479_23461384.jpg
f0116479_23465412.jpg
教会と隣の建屋それぞれの妻面。屋根裏に繋がる窓や換気口が開けられています。
f0116479_23473522.jpg
f0116479_23471885.jpg
f0116479_23480566.jpg


by sunshine-works | 2015-04-22 00:47 | 近代建築 京都府 | Trackback | Comments(0)
2015年 04月 01日
カトリック宮津教会
京都府宮津市の近代建築その1

宮津市の中心部の一角に、日本で2番目に古いと言われる教会建物があります。
このカトリック宮津教会は明治29年に建てられました。
f0116479_1557142.jpg
ロマネスク様式を基調とした和洋折衷建築、木造下見板貼り、正面はモルタル仕上げ。
建物についてはこちらに詳しい解説があります。
f0116479_15582946.jpg
f0116479_1624436.jpg
f0116479_1624295.jpg
アーチ窓と薔薇窓が並ぶ正面ファサード。切妻の頂部に十字架を掲げ、両袖に尖塔を配します。
f0116479_16245751.jpg
f0116479_1625820.jpg
f0116479_16252082.jpg
アーチに囲まれた3つの入口。それぞれ付柱が添えられます。
f0116479_16255117.jpg
f0116479_16261045.jpg
f0116479_11014348.jpg
f0116479_16264284.jpg
f0116479_1627138.jpg
側面と裏側は下見板仕上げ。アーチ窓を飾ります。
f0116479_16314289.jpg
f0116479_16322317.jpg
f0116479_16324034.jpg
f0116479_16325053.jpg
f0116479_1633039.jpg
八角型の張り出しを設けた裏面。正面側とは印象が大きく異なります。
f0116479_16303685.jpg
f0116479_16294745.jpg
f0116479_1630946.jpg
f0116479_1630475.jpg
f0116479_16331395.jpg


by sunshine-works | 2015-04-01 23:56 | 近代建築 京都府 | Trackback | Comments(0)
2014年 07月 30日
日本基督教団笠岡教会
岡山県笠岡市の近代建築その1

山陽本線笠岡駅の北方、住宅街の一角に木造の教会が建っています。
現存するキリスト教会として県内で3番目に古いこの建物は、明治26年に建てられました。
f0116479_095845.jpg

駅前から続く中心街を抜け、商店が途切れた辺りに建つ木造2階建て。
アーチ型の入口を中央に据え、左右シンメトリーに建屋を配置。入口上部に小さなバルコニーを設け、屋根上には鐘楼を載せています。
一部に改修や仕様の変更が見られますが概ね竣工当時の姿を留めており、明治期の儀洋風教会建築の現存例として貴重な存在です。
f0116479_0102794.jpg
屋根上の鐘楼。正面に対して45度の角度で据えられています。
f0116479_0121844.jpg
f0116479_0114736.jpg

f0116479_012629.jpg

f0116479_0434193.jpg

アーチ型の入口。玄関周りは花崗岩の切石で飾られます。
f0116479_0123656.jpg

f0116479_0125340.jpg

f0116479_013618.jpg

f0116479_013209.jpg

f0116479_0133176.jpg

漆喰仕上げの壁面、和瓦を葺いた切妻屋根。
裏側からの眺めは一見和風の趣ですが、屋根上の鐘楼と十字架が違和感なく調和します。
f0116479_040343.jpg

f0116479_0135330.jpg


by sunshine-works | 2014-07-30 23:59 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(0)
2014年 04月 26日
金光教教学研究所
岡山県浅口市の近代建築その3

江川三郎八が手掛けた金光教施設を幾つか紹介しましたが、金光教本部を更に南へ進んだ丘陵にも昭和5年に建てられた施設が現存します。
金光教の迎賓施設として建てられ、その後は教学研究所として使われています。
江川三郎八の作品として唯一残る鉄筋コンクリート建物となります。
f0116479_2314080.jpg

鉄筋コンクリート2階建て、塔屋に銅板の方形屋根を葺きます。
f0116479_23203356.jpg

f0116479_2320566.jpg

やや左に設けられた車寄せ。
f0116479_2321617.jpg

f0116479_23211999.jpg

f0116479_2321349.jpg

f0116479_23234236.jpg

f0116479_2323760.jpg

奥側には和風の客殿が並びます。

f0116479_23244998.jpg

f0116479_23214135.jpg

f0116479_2322324.jpg

f0116479_2325686.jpg
f0116479_23343966.jpg

側面・裏側の眺め。
f0116479_23294234.jpg

f0116479_23252272.jpg

f0116479_23255433.jpg

f0116479_2326672.jpg

f0116479_23261772.jpg

f0116479_23262796.jpg

f0116479_23295696.jpg


f0116479_2330866.jpg


by sunshine-works | 2014-04-26 23:55 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(0)
2014年 04月 11日
日本基督教団高屋教会
岡山県井原市の近代建築その4

井原市の西方、高屋地区に大正期の教会堂が現存します。
日本基督教団高屋教会は大正2年に建てられました。
f0116479_1632843.jpg

住宅街の一角に建つ木造平屋、一部2階建て。下見板貼りの和洋折衷様式、切妻屋根に和風の桟瓦を葺きます。
外壁の過半は後年に張替えられていますが、全体の意匠は創建当初の姿を保ちます。
f0116479_1653234.jpg

f0116479_1641368.jpg

f0116479_1642554.jpg

南面に設けられた玄関。切妻屋根の庇を張り出します。
f0116479_166532.jpg

f0116479_1661833.jpg

f0116479_166495.jpg

入口扉の詳細です。
f0116479_1685818.jpg

f0116479_1691196.jpg

f0116479_1692190.jpg

f0116479_169307.jpg

後年の改修で外壁の主要な部分はサイディングに置き換えられていますが、腰周りには当初の下見板が確認出来ます。
f0116479_1694196.jpg

西側側面。
f0116479_16114526.jpg

f0116479_16121612.jpg

玄関庇の詳細。隅瓦には十字架を飾ります。
f0116479_16123694.jpg

f0116479_16124940.jpg

f0116479_161258100.jpg

f0116479_16132068.jpg

敷地の外側から玄関と側面を眺めます。
f0116479_16135041.jpg

f0116479_1614667.jpg


by sunshine-works | 2014-04-11 23:57 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(0)
2014年 03月 06日
日本基督教団天城教会
岡山県倉敷市の近代建築その18

倉敷市藤戸町の古い町並みの中に、岡山県内に現存する中で2番目に古い教会堂が残っています。
この日本基督教団天城教会は明治23年に建てられました。
施工は現存する県内最古の教会、日本基督教団高梁教会を手掛けた伊予の棟梁吉田伊平。
f0116479_1152798.jpg

倉敷から児島を結ぶ古い街道沿いに栄えた天城の中心部に建つ木造下見板張りの儀洋風建物。
高梁教会に比べると規模は小さいものの、良く似た意匠です。
f0116479_11104236.jpg

f0116479_11105382.jpg

f0116479_11133831.jpg

f0116479_11113329.jpg

幾段も積み上がる重厚な蛇腹の上に三角破風を飾る玄関庇。
f0116479_1114899.jpg

f0116479_1114294.jpg

f0116479_11154564.jpg

f0116479_11145190.jpg

f0116479_11163854.jpg

f0116479_11164960.jpg

f0116479_11165934.jpg

側面には等間隔で縦長窓が並びます。
f0116479_11201053.jpg

f0116479_1123381.jpg

建物側面を抜けて南側へ。
f0116479_1121024.jpg

f0116479_11272173.jpg

f0116479_11281023.jpg

f0116479_1123227.jpg

f0116479_11264667.jpg

東面の眺め。
f0116479_1247652.jpg

f0116479_12453084.jpg

f0116479_12472848.jpg

f0116479_12462693.jpg

f0116479_12463591.jpg


by sunshine-works | 2014-03-06 23:57 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(0)
2012年 10月 09日
倉敷教会
岡山県倉敷市の近代建築その5

倉敷駅を東へ程なく、住宅やマンションが並ぶ一角に、3階建ての目を惹く教会建物が見えてきます。
西村伊作の設計となるこの日本基督教団倉敷教会は大正12年に建てられました。
f0116479_16362197.jpg

木造3階建て、1階部分と塔屋の外壁を石組みとし、礼拝堂、塔屋、各面の張出部それぞれに切妻屋根を葺きます。
左右非対称の建物配置、あえて2階に設けた玄関、複雑に組み合う屋根、石材と木造の取り合わせ等々。当時の教会建築の流れと一線を画した斬新な意匠です。
f0116479_1645090.jpg

f0116479_16452759.jpg

設計者の西村伊作は文化学園の創設者としても知られますが、多岐に亘る活動の中の建築設計に於いては、従来の常識に捉われない実用本位の建築様式を提案し、自ら多くの住宅を手掛けます。
厳格な様式性を旨としていた当時の教会建築の枠を超えて強い個性を放つこの教会も、同様な発想に基づいて設計されたものと思われます。
f0116479_16463196.jpg

f0116479_16461237.jpg

三角形の妻面を意匠表現に用いる手法や石組みの外壁。西村伊作の手掛けた多くの住宅に見られる特徴です。
f0116479_17144296.jpg

f0116479_1649910.jpg

スロープの側壁が敷地前面に立ちあがります。
f0116479_17271115.jpg

f0116479_17284139.jpg

斜面を上って2階の玄関へ。
f0116479_1795383.jpg

f0116479_16483041.jpg

f0116479_16543197.jpg

f0116479_16544440.jpg

f0116479_16574376.jpg

f0116479_17194818.jpg

f0116479_1773165.jpg

f0116479_1775031.jpg

f0116479_178891.jpg

f0116479_1763592.jpg

スロープの下部には小さなアーチを構えます。
f0116479_1792652.jpg

f0116479_1710692.jpg

f0116479_17101672.jpg

西村伊作と倉敷は、この教会の設立者の一人、倉敷紡績社長の大原孫三郎を介して深い繋がりを持ちます。
互いの思想に共鳴した両者は、若竹の園保育所や倉敷北部に開発した近郊住宅を手掛け、優れた建築遺産を倉敷に残します。
f0116479_20304455.jpg

f0116479_20323389.jpg

築後90年を迎える事となる建物ですが、程良く管理され状態は極めて良好と思えます。
信仰の拠所となったと共に倉敷の文化発展を支えた存在としても重要なこの建物は、中心街の景観に資する貴重な役割も担っています。
f0116479_2034921.jpg


by sunshine-works | 2012-10-09 21:26 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(2)
2012年 04月 14日
日本基督教団高梁教会
岡山県高梁市の近代建築その10

古い町並みが残る高梁市の中心街の東、美観地区の外れに古い木造の教会建物が建っています。
この日本基督教団高梁教会は、岡山県内に現存するキリスト教教会としては最も古いものとなります。
明治22年築。
f0116479_20515824.jpg

元々岡山は信仰心が強い土地柄で、明治期に信教が自由化されると各地で多様な宗教、宗派が興ります。
それまで禁教とされていたキリスト教も県内各地で活動を始めますが、中でも高梁は早くからキリスト教信仰が根付き、県中西部に於ける布教の拠点となっていきます。
城下町として学問・思想が栄え、高い精神文化を有していた事が、新しい文化を受け入れる土壌となったのかもしれません。
また、この高梁キリスト教会は地域の信仰の中心となったのみならず、教会所縁の多くの人達が教育・文化の担い手となって高梁の発展を支え、更に中央で活躍する優れた人材を輩出しました。
f0116479_2053375.jpg

設計は伊代今治の大工吉田伊平。当時の教会建築には、キリスト教に帰依した棟梁、いわゆるクリスチャン棟梁によって設計施工されたものが多数ありましたが、この吉田伊平もその一人で、郷里の伊予で教会を手掛けた後に請われて岡山に赴き、この高梁教会と倉敷の天城教会(明治23年)を建てています。
f0116479_20565638.jpg

f0116479_20551042.jpg

庇の上に屋根付きのバルコニーを乗せた2層式の玄関。
f0116479_17451215.jpg

f0116479_1214215.jpg
f0116479_1223076.jpg

f0116479_1251683.jpg

f0116479_1242739.jpg

f0116479_1231838.jpg

玄関ポーチの足周りには花崗岩が使われます。床面のタイルは後年のものでしょうか。
f0116479_1253263.jpg

f0116479_1261964.jpg

f0116479_1263728.jpg

f0116479_1272574.jpg

内部は見学自由との事なので入らせて頂きました。
f0116479_12104838.jpg

f0116479_12545333.jpg

f0116479_12114865.jpg

f0116479_12121281.jpg

建物廻りをもう少し
f0116479_12135948.jpg

f0116479_12143141.jpg

f0116479_12151054.jpg

f0116479_1215309.jpg

屋根上には小さな鐘楼が取り付けられていますが、これは戦後に追加された物との事です。
f0116479_12191774.jpg

f0116479_2351291.jpg

城下町の伝統を受け継いで、現在の高梁市は文教都市としての一面を有しています。
高梁の文化発展にこの教会が果たした役割は大きなものとなったようです。
f0116479_12221274.jpg


by sunshine-works | 2012-04-14 23:36 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(0)
2011年 04月 21日
旧津山基督教図書館(森本慶三記念館)
岡山県津山市の近代建築その18

前回紹介した旧津山市庁舎の西隣に津山基督教図書館として建てられた建物が建っています。大正15年、桜庭駒五郎によって建てられました。現在はこの建物の設立者である森本慶三の記念館として公開されています。
f0116479_23152637.jpg

木造(一部鉄骨)2階建。時計台となっている尖塔、正面ファサードを飾るレリーフ、イオニア式の飾り柱等、宗教建築らしい風格と様式美を備えた建物です。
f0116479_23162710.jpg

f0116479_2316315.jpg

f0116479_2317982.jpg

当地で両替商を営む森本家の当主だった森本慶三は熱心な信者として出身地津山にキリスト教の専門図書館の設立を思い立ちます。師事していた内村鑑三の協力を得て大正13年に着工し2年後の大正15年に竣工、巨額の建設費用は全て森本慶三の私財で賄われました。
f0116479_23173289.jpg

f0116479_2318012.jpg

設計者の桜庭駒五郎は青森を中心に多くのキリスト教関連施設を残しましたが、大正末期には岡山県内で香登教会(大正12年)を手掛けていました。香登教会が竣工した後も請われて岡山に留まり、引き続いてこの建物を設計・施工したものと思われます。
f0116479_23184815.jpg

正面のペディメントには聖書に因んだレリーフが飾られます。
f0116479_2321179.jpg

壁面にはメダリオンが飾られ、腰周りも凝った装飾が施されます。正面入口脇にはイオニア式の角柱が4本並びます。
f0116479_23253773.jpg

f0116479_2326158.jpg

f0116479_23262182.jpg

f0116479_23271082.jpg

f0116479_23264552.jpg

f0116479_2328390.jpg

f0116479_23282157.jpg

f0116479_23272464.jpg

f0116479_23274279.jpg

建物側面から時計台を見上げます。
f0116479_23292377.jpg

f0116479_23294133.jpg

f0116479_2330575.jpg

私人が設立した宗教施設としては相当に規模が大きく、建築意匠に於いても見所豊富です。
美作の中心として繁栄の頂点を極めた当時の津山の先進性を象徴する建物の一つです。
f0116479_2332193.jpg


by sunshine-works | 2011-04-21 23:26 | 近代建築 岡山県 | Trackback | Comments(0)