タグ:兵庫県阪神地区 ( 57 ) タグの人気記事

2006年 12月 11日
金井重要工業旧工場施設

尼崎の近代建築その7
元は繊維機械の工場建物でした。現在は中古車展示場の施設として使用されています。詳しい建築年度や設計施工データは不明ですが、終戦直後の米軍の空撮写真にはこの建物が写っていますので戦前の築と思われます。
f0116479_18314350.jpg

現在中古車センターとなっている広大な敷地に工場が広がっていました。工場移転後にこの建物と事務所棟のみが残されて転用されました。

ドーム屋根が3つ横に繋がった構造となっています。広い敷地の中でユニークな形が目を引きます。
f0116479_18321273.jpg

正面からの図。屋根頂部の形が力士の髷や仮面ヒーロを思わせます。
f0116479_1832381.jpg

各ドームの繋ぎ目にある雨樋も非常に特徴的です。
f0116479_1833780.jpg

f0116479_1833254.jpg

正面中央の拡大。
f0116479_1835943.jpg

裏側。こちらの面には看板が無いので往時のイメージが想像しやすいと思います。
f0116479_18352829.jpg

内部は休憩所、イベントスペース、車両整備所として使われています。
f0116479_18355381.jpg


オフィスビルや銀行と違って工場建築が転用して残される事例は稀です。構造が特殊で規模が大きすぎる点や敷地全体が再開発される事が多い為でしょうか。この建物は中古車展示場という用途故に生き残ることが出来たのでしょう。外観のユニークさも壊さずに残された一因かもしれません。

細部にあまり手を加えた跡は無く、原形がよく残されています。
f0116479_18361525.jpg


少し離れた所にある事務所棟。こちらはごく普通の建物といった感じです。
f0116479_1836361.jpg


by sunshine-works | 2006-12-11 12:50 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2006年 12月 07日
旧尼崎警察署

尼崎の近代建築その6

尼崎警察署の庁舎として大正15年に建てられました。各地で庁舎や公共建築を数多く手がけた置塩章の設計です。
f0116479_16432469.jpg

f0116479_16435782.jpg


長く警察署として使われた後は児童館として利用されていました。現在は空家となっています。
f0116479_16444392.jpg


外装のあちこちに傷みが目立ちます。銘版や照明具も無くなっています。
内部は大幅に改修されているとの事ですが地下の留置所だけはそのまま残されているそうです。
f0116479_1645346.jpg


白い塗装はおそらく児童館時代に塗り替えられたものと思われます。
f0116479_16453451.jpg


正面入口上部のレリーフと飾柱
f0116479_1646355.jpg

f0116479_16472778.jpg


エントランス部分の装飾
f0116479_16475030.jpg


現在空家となっているこの建物の今後が気になるところです。管理している尼崎市は再利用を模索しているようで先日は同館を使ったイベントを行っていました。(残念ながら行けませんでした)
撮影したこの日も内部では業者が補修工事らしき作業をしており、現時点では解体取り壊しの予定は無いと思いますが利用法が見つからない限りは何とも不安な状況です。

忘れられているような建物ですが花壇には花が植えられていました。
f0116479_12414014.jpg


入口脇の窓。サッシがオリジナルかどうかは判断できません。(後年の物のようにも思えます)
f0116479_16481218.jpg


正面の階段から見上げた図。
f0116479_16482643.jpg


by sunshine-works | 2006-12-07 12:57 | 近代建築 | Trackback | Comments(2)
2006年 12月 02日
尼崎信用組合旧本部事務所(尼崎信用金庫記念館)
尼崎の近代建築その5

現在の尼崎信用金庫の前身である尼崎信用組合創業時の本部事務所として使われていました。現在は記念館となっています。

f0116479_16105682.jpg

f0116479_16115052.jpg


前から見ても横から見ても小さな建物です。
f0116479_16121284.jpg


アーチ窓が良い感じ。窓は上げ下げ式になっています。
f0116479_161338.jpg


f0116479_16132843.jpg


f0116479_16165991.jpg



1階正面の窓と飾り格子。
f0116479_16171478.jpg


この建物は初代理事長の邸宅の一部として建てられたもので銀行創設時に本部事務所に転用されました。建築年代は定かではありませんが明治30年代とも言われています。


記念館だけあって保存状況は良好。綺麗に手入れされています。

f0116479_1617315.jpg

f0116479_16174861.jpg


軒蛇腹、胴蛇腹が良いアクセントになっています。

f0116479_1618892.jpg



 

by sunshine-works | 2006-12-02 15:58 | 近代建築 | Trackback | Comments(2)
2006年 11月 28日
米澤医院
尼崎編その4

現在は閉鎖されている廃病院です。長く放置されているのか風化が進んでいます。
f0116479_1795675.jpg


古い地図を見るとこの近辺は医院が集まっていた地域のようです。現在も周辺に病院、医院が数多くあります。

丸窓、水平を強調した庇、バルコニー等見所の多い建物です。
f0116479_17101844.jpg


元々はピンク系で塗装されていたようです。モダンな外観と相まって目を引く建物だったと思います。
f0116479_17103690.jpg

f0116479_17105063.jpg



全国各地にこのような廃病院があります。昔は地域の最先端だった医療施設も年月の流れの中で朽ちて役目を終わろうとしています。ハイテク医療を担うには設備環境面で対応出来ないのでしょうか。個性的で味わい深いデザインが多いだけに残念です。


正面入口上部にバルコニーがあります。
f0116479_1711417.jpg


1階の窓はアーチ窓
f0116479_17111828.jpg


正面の一段上の道路からの眺め
f0116479_17113276.jpg


裏から見るとこんな感じ。遠方奥に旧阪神電鉄尼崎発電所が見えます。
f0116479_17114617.jpg


*2008年解体されました。

by sunshine-works | 2006-11-28 12:39 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2006年 11月 26日
旧尼崎共立銀行本店(椿本ビル)
尼崎の近代建築シリーズ3回目。

大正5年築。尼崎共立銀行の本店として建てられました。
f0116479_2311718.jpg


小さな建物ですが角のアールが印象を深めています。
f0116479_2330165.jpg


レンガ様の色が塗ってあります。本来は何色だったのでしょうか。
f0116479_23353560.jpg

f0116479_019988.jpg

これはこれとして悪くない色合いだと思います。
f0116479_23392829.jpg


入口両脇にはこの様な飾りがあります。
f0116479_23423428.jpg

拡大図
f0116479_2343832.jpg


さりげない軒飾りが上部を引き締めています。
f0116479_0101440.jpg


入口上部の欄間と照明器具。
f0116479_0144076.jpg


by sunshine-works | 2006-11-26 00:49 | 近代建築 | Trackback | Comments(2)
2006年 11月 24日
旧阪神電鉄尼崎発電所
今回も地元尼崎の近代建築。

明治37年築、阪神電鉄の発電所として建てられました。設計は関西の工場建築を数多く手掛けた茂庄五郎らしいとの事です。現在は倉庫として使われています。
f0116479_1595067.jpg


近くから見上げると大きさが実感できます。
f0116479_1264341.jpg


側面からの見上げ
f0116479_1274257.jpg


残念ながら窓は塞がれてしまっています。
f0116479_1354895.jpg


元発電所だけあって背が高い?
f0116479_1281189.jpg


上部の明かり取り窓
f0116479_1283785.jpg


なだらかな坂の向こうが阪神尼崎駅
f0116479_129570.jpg


レンガ壁とピンクの花のコントラスト
f0116479_1293482.jpg
f0116479_1302366.jpg


実は奥にも別棟があります。
f0116479_1311690.jpg


by sunshine-works | 2006-11-24 02:23 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2006年 11月 23日
旧大庄村役場
掲載第1号は地元の名建築を取り上げました。

昭和12年築。設計は村野藤吾。尼崎市と合併する前の大庄村の村役場(!)です。
今は公民館として使われています。

f0116479_22502657.jpg


村役場としては破格の建築費だったそうですが当時の大庄村は大企業の工場が林立し、潤沢な財政基盤が可能とさせたようです。

外壁はこの時代の村野藤吾の作品に多く見られる小豆色のタイル
f0116479_22524444.jpg

f0116479_22571384.jpg


エントランス廻り
f0116479_22583488.jpg

f0116479_22594615.jpg


エントランス脇には鷲のレリーフ。
f0116479_2304863.jpg


この時代の村野藤吾作品に特徴的なファシズム色。
f0116479_2324527.jpg


塔屋の上にもレリーフ。
f0116479_21225897.jpg


塔屋の天井裏には太陽と星のレリーフが。
f0116479_2335692.jpg


この建物は4面それぞれに違った表情を持っているとの事。裏面の眺望。
f0116479_2345781.jpg

f0116479_236872.jpg

f0116479_237817.jpg

f0116479_2381254.jpg


地下室の明かり取り。ガラスブロックがはめ込まれている。結構明るい。
f0116479_23224680.jpg


屋上からの眺め。隣は大庄小学校。同時期に建てられた。
f0116479_23113047.jpg


by sunshine-works | 2006-11-23 21:12 | 近代建築 | Trackback | Comments(4)