2007年 06月 24日
芦屋仏教会館
芦屋の近代建築その4

芦屋川を遡って北に進みます。JR線と交差する手前に寺院の様な、教会の様な、不思議な風情の3階立て建物が建っています。昭和2年、初代丸紅社長伊藤長兵衛が寄贈した宗教施設です。設計・片岡安
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頂部を尖らせた窓上部のアーチ要石、インド風の正面ペディメント、蓮を象ったステンドグラス等、東洋風デザインを随所に盛り込んだ独特の様式となっています。
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ステンドグラスは蓮をデザインしたもの。
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戦後の一時期は市立図書館が置かれていたこともありました。その後図書館は打出町の旧逸身銀行の建物に移転しました。
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この地(精道村)に居を構えた伊藤長兵衛は、自身の信仰する浄土真宗の布教施設として仏教会館を建立しました。当時は企業家が公共的な施設・建物を寄贈する例は珍しくなかった様です。(これらは多くが個性的なデザインを凝らした建築となっているのが特徴的です。)
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# by sunshine-works | 2007-06-24 03:40 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2007年 06月 20日
芦屋警察署
芦屋の近代建築その3

阪神芦屋駅の北側、公共機関や市の中核施設が集まる一角に一際目を引くロマネスク様式の建物が建っています。この芦屋警察署は昭和2年に建てられた旧建物の玄関と正面ファザードを取り込む形で近年立替られたものです。旧建物と新築部分が違和感なく繋がれ部分保存として非常に上手く処理された事例となっています。
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設計は兵庫県営繕課。この時期は置塩章が営繕課長を勤めていた頃ですので設計には氏の影響が表れていると思われます。(ちなみに以前紹介した尼崎警察署は大正15年、置塩章が手がけたものです。)
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石造のアーチの奥に正面入口が設けられています。
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玄関ホール内のステンドグラス
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エントランス入口上部には夜警を象徴するミミズクが飾られています。
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門灯
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地下室の明かり取窓。
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こちらの窓には警察署らしい厳重な面格子が取付けられています
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旧建物の一部を取り込んで保存する例は他にも多く見られます。(この写真で見えるコーナー部分が保存部分、奥が新築部分です)
耐震性や強度面で現在の基準に合わない建物もこの様な形で再生されれば生き永らえることが可能でしょう。効率やコスト面では新造したほうが有利なのですが、歴史的価値のある建物を可能な範囲で残す事とした兵庫県の賢明な判断を他の自治体や企業も見習ってほしいものです。
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# by sunshine-works | 2007-06-20 23:00 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2007年 06月 16日
旧芦屋郵便局電話事務室

芦屋の近代建築その2

阪神芦屋駅とJR芦屋駅の間、阪神線とJR線に挟まれた芦屋市の中心市街の一角に建つこのスクラッチタイル貼の建物はかって逓信省時代に電話交換所として造られた施設です。
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昭和4年築 設計は逓信省技官の上浪朗
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1階と2階でタイルの色調を変えています。
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正面側には半円形のアーチ窓が続きます。
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内側から見たアーチ窓
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全面に貼られたスクラッチタイルが美しい
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垂直方向に貼られたレリーフタイルがアクセントとなっています。
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タイルは3数種の模様の繰り返しです。何をシンボライズしているのでしょうか。
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頂部にはライオンが飾られています
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正面入口周り
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アーチ窓の内側はこの様な内廊下になっています。
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エントランスホール壁面の飾り
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逓信省、電信電話公社、NTTの各時代を電話局として長く使われていましたが現在は民間のウエディングハウスになっています。最近はこの様に古い銀行や庁舎を結婚式場に転用する例が増えています。クラッシックな雰囲気を活かす良い利用方法だと思います。
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# by sunshine-works | 2007-06-16 23:05 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2007年 06月 13日
旧逸身銀行(芦屋市立図書館打出分室)
芦屋の近代建築その1

阪神電鉄香枦園から西へ1駅、市境を越えると芦屋市打出駅です。駅北側の住宅地の一角に石造の大きな建物が見えてきます。現在は図書館として使われているこの建物は大阪にあった銀行建物を当地に移築したものです。
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ブロック状の石を積み上げて造られています。石垣や西洋の城郭の様な外観です。
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昭和5年に大阪から移築されたこの建物ですが築年度や設計・施工は不詳です。(明治後年から大正期の築と言われています。)
当初は個人宅の別棟として使われていましたが、戦後に芦屋市立図書館になりました。
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建物に比べると小さな窓です。
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玄関の意匠はなぜか東洋風。
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この建物に置かれている市立図書館分室は一時は財政難から廃止される案があったそうですが反対運動で見送りとなりました。居住するには少々使い勝手が悪そうですが図書館の用途には最適な建物ではないでしょうか。
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# by sunshine-works | 2007-06-13 23:10 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)