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2018年 01月 14日
石井耳鼻咽喉科
広島県尾道市の近代建築その7

尾道駅の北口は繁華街に繋がる南口とは異なり、背後の斜面に建てられた家々に通じる街路が接するのみで、人通りも少なく静かな佇まいとなっています。
この北口近くに並ぶ家々の中に、一際目を引く4階建ての古風な建物があります。
この石井耳鼻咽喉科は大正期に建てられ現存する希少な鉄筋コンクリート造の医院建築です。
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鉄筋コンクリート4階建て、石貼り壁面に縦長窓を並べ、窓間を化粧タイルで飾ります。窓下や軒を飾るレリーフ、屋上に立ち上げた三角破風のペディメント等この時代のモダンな商業建築の意匠が用いられています。
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この建物は奥側の左右が長く延びた構造、上から見てT字型をしています。
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切石を貼った一階正面。玄関部分を手前に張り出します。庇はおそらく後年に改装されたものでしょう。
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側面から裏側の様子。こちら側は装飾を抑えたシンプルな造り。
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by sunshine-works | 2018-01-14 23:59 | 近代建築 兵庫県 | Trackback | Comments(0)
2018年 01月 07日
旧和泉家別邸
広島県尾道市の近代建築その6

尾道の市街地の北方、山陽本線を跨いだ山側の斜面は元々は寺社地に使われていましたが、明治以降は住宅地として多くの家々が建てられ、坂の町としての景観を形成します。
これらの建物は各時代の様々な形態、意匠で建てられますが、その中でもユニークな建物として知られているのが、今回紹介する旧和泉家別邸です。
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斜面の途中に建つ木造2階建て。不整形な敷地一杯に建てられた僅か十坪程の小さな家屋。箱物製作販売を営む和泉家の別邸として昭和8年に建てられました。
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坂の麓からの眺め。外壁は下見板張り、入母屋造り。一階と二階は相似形ではなく、窓の配置も不規則、小屋根や庇が幾重にも重なります。
道路側からは見えませんが、奥にはモルタル造の洋館部分が設けられており、いわゆる儀洋風の造り。その特異な外観からガウディハウスと証される事もあります。
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小ざっぱりとした引き戸の玄関
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坂を上って側面と裏側を眺めます。
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by sunshine-works | 2018-01-07 23:59 | 近代建築 広島県 | Trackback | Comments(0)