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2015年 07月 31日
旧制松江高校外国人宿舎(島根大学旧奥谷宿舎)
島根県松江市の近代建築その5

松江城の北東、静かな住宅地の一角にモダンな洋風住宅が残されています。この建物は大正13年に島根大学の前身、松江高等学校の官舎として建てられました。
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木造2階建て、大きな勾配の中折れ屋根、玄関上部に張り出しを設けます。1階外壁を下見板貼り、2階をモルタル投げ塗り仕上げ。各面に並ぶ縦長窓、窓下に添えられた小さな手摺、玄関ポーチの柱飾り等、意匠に優れ見所の多い建物です。
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旧制松江高等学校開校の4年後に建てられたこの官舎は、外国人教師とその家族の住居として使われ、戦後島根大学へ移行された後も昭和30年代まで多くの外国人教師が居住しました。(当初は隣接してもう1棟が建てられていましたが、火災により失われています。)
その後も島根大学の施設として利用されましたが、平成21年に竣工当時の姿に復元し、資料館、観光案内所として公開されています。
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側面から裏へ廻ります。
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改装前の写真を見ると各部に改装された形跡がありましたが、竣工当時に近い姿に複されました。
館内の手摺や窓も当初のまま保たれています。
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by sunshine-works | 2015-07-31 14:40 | 近代建築 島根県 | Trackback | Comments(2)
2015年 07月 18日
旧山陰道産業社屋
松江市の中心部、大橋川に面した古い街区の一角に目を惹く建物が残されています。
この建物は昭和初期に貿易会社の社屋として建てられました。
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大橋川縁から北に向かう通りに面してそれぞれに特徴的な意匠を持つ2つの建屋が並びます。
隔壁は繋げられている様に見えますが、後年に増築されたもの、あるいは当初別々だった建物を繋げたものとも思えます。
資料に拠れば、大陸との貿易を営む山陰道産業の本社として昭和7年に建てられたとあります。
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大橋川に面した南側の棟。木造モルタル2階建て。
掻き落とし風に仕上げた壁面、入口を囲む刳型、コーニスと外壁に廻らせたラインによる水平方向の強調、幅丈を違えた縦長窓の配置等、当時流行のアールデコ様式の影響を受けた意匠です。
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コーナーに設けられた入口周り。
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南面の窓。
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こちらは東面。
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2階部分の質感が異なるのは後年の増床でしょうか。
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北側に並ぶ棟。こちらもアールデコ風ですが、切石風の外壁や窓間壁に貼られたスクラッチタイル、大きな庇の持ち送り、コーナーのガラス窓とテラコッタ飾り等、印象が大きく異なります。
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コーナー壁面のガラス窓とレリーフ。
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縦に並ぶ不思議なレリーフ。童子(天使?)と共に動物や作物が描かれていますが、何を表しているのでしょうか。
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by sunshine-works | 2015-07-18 23:58 | 近代建築 島根県 | Trackback | Comments(0)
2015年 07月 06日
旧日本銀行松江支店(カラコロ工房)
島根県松江市の近代建築その3

前回紹介した旧八束銀行本店の近く、松江城の旧外堀に面して旧銀行店舗が残されています。昭和13年、日本銀行松江支店の2代目店舗として建てられました。設計:長野宇平冶。
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鉄筋コンクリート3階建て、外壁に切石を飾ります。
旧八束銀行本店と規模はほぼ等しく、ジャイアントオーダーを正面に据えた意匠も似通っています。
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明治期より数多くの日銀店舗や官民の銀行建築を手掛けた長野宇平治の晩年の作。
時代的にも戦時体制下で大規模建築が規制される直前の築となり、古典様式を用いた銀行店舗の最終期の姿を伝えます。
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正面に並ぶドリス式オーダー。
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正面側詳細。
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東側側面。中ほどに通用口が設けられています。
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by sunshine-works | 2015-07-06 23:57 | 近代建築 島根県 | Trackback | Comments(0)