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2014年 01月 31日
豊岡市役所南庁舎(旧豊岡郵便局)
豊岡の近代建築その7

前回紹介した豊岡市役所旧本庁舎の隣に、旧豊岡郵便局として建てられ、その後市役所別館として使われた建物が存在しました。昭和2年の竣工後、約80年に渡って公共の用途に使われましたが、平成25年の新庁舎完成に伴い解体される予定です。
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豊岡のメインストリート、大開通りの交差点に建つ鉄筋コンクリート2階建て。
コンクリート打ち放し、凹凸の無い平面に縦長窓を並べ、中央入口のアーチ以外には、殆ど装飾要素を持ちません。
一連の逓信建築の流れを汲んだ当時のモダンな郵便局舎の姿を留めます。
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装飾要素を持たないこの建物のアクセントとなる縦長窓。側面にも整然と並びます。
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中央入口周り。水平に突き出した庇上部に半円窓を構えます。
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北西方向からの眺め。
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by sunshine-works | 2014-01-31 23:57 | 近代建築 兵庫県 | Trackback | Comments(0)
2014年 01月 26日
豊岡市役所旧本庁舎(旧豊岡町役場)
豊岡の近代建築その6

豊岡の中心街、大開通りに面して建つ豊岡市役所。平成25年に落成した新庁舎の前面には豊岡町役場として建てられ、新庁舎完成まで豊岡市役所として使われた旧庁舎が保存されています。設計:原科準平、昭和2年築。
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鉄筋コンクリート3階建て。当初2階建てとして竣工しましたが、戦後に塔屋の両側を増築して3階建てに変更しています。
中央車寄せ上部に設けたバルコニー、上階のアーチ窓や壁面のレリーフ飾り、張り出したコーニス等、この時代の庁舎ならではの意匠が随所に表現されています。
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新庁舎の建設に際し当初は旧庁舎の取り壊し案も検討されましたが、移設保存が選ばれ、現在の場所に曳家によって移されました。耐震補強を加えた上で議場および市民交流スペースとして使われています。
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新庁舎の手前に移された旧庁舎の玄関は、そのまま新庁舎の入口として使われています。
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正面、側面の見上げ。様々な装飾意匠が施されています。
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by sunshine-works | 2014-01-26 23:57 | 近代建築 兵庫県 | Trackback | Comments(0)
2014年 01月 21日
豊岡高校達徳会館(旧豊岡中学校本館)
豊岡の近代建築その5

豊岡の中心街から南へ程なく、県立豊岡高校の敷地内に、明治期の木造校舎が残されています。
この建物は、前身の旧制豊岡中学校の本館として明治29年に建てられました。
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校門傍に建つ下見板張りの木造2階建て。
建物意匠については案内板に次の表記があります。「2階建て、4柱造で大棟の両端から四隅にかけて降り棟がつく。正面は切妻造でベランダが突出している。このベランダは、階下のみを吹き抜けとし、柱間を広く取って玄関とし、柱の上部にコンポジット様式の草飾りを付している。2階ベランダは側方2面を板張りとし正面に大きな窓を付する。」
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玄関廻りの詳細。
玄関上部に張り出した部分は御真影を収める部屋として造られました。
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張り出し部分を支える4本の木柱。
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西の側面には、小さな通用口が設けられています。
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正面と側面の見上げ。
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珍しいコンポジット式の柱頭飾りが用いられています。
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by sunshine-works | 2014-01-21 23:47 | 近代建築 兵庫県 | Trackback | Comments(0)
2014年 01月 16日
旧出石郡役所
豊岡の近代建築その4

古い家並みが続く出石町の中心部に、明治期に建てられた郡役場が残されています。
現在資料館として公開されているこの建物は、明治25年に旧出石郡役場として建てられました。
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木造2階建て、下見板貼り。寄棟屋根には和風瓦を葺いた和洋折衷様式。
ギリシア風の円柱が支える庇に三角破風を立ち上げ、縦長窓の上部にも同型の破風を飾ります。
明治期に各地に建てられた地方役場の特徴的な姿を良く留めています。
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郡制が敷かれていたのは明治中期から大正までのおよそ30年。期間が短かった事もあって郡役場の現存例は少数ですが、兵庫県内には他に3例(旧美方郡役所、旧神埼郡役所旧三原郡役所)と多くが残っています。
これらは築年に違いがあるものの、共通する意匠が多く、統一規格があったとも思われます。
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庇を飾る破風の詳細。
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玄関廻りを側面から。
フルーティングを施したコリント式円柱が並びます。
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建物裏手。
正面の間口は然程広くは在りませんが、奥行きが長い建物です。
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by sunshine-works | 2014-01-16 23:57 | 近代建築 兵庫県 | Trackback | Comments(0)
2014年 01月 11日
旧日高町公会堂
豊岡の近代建築その3

山陰本線江原駅の東、県立日高高校の敷地内に、昭和初期に建てられた旧公会堂の建物が現存しています。
現在は同校の講堂として使われているこの建物は昭和3年頃に建てられました。
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敷地の南東、隣接する小学校との境界に位置する鉄筋コンクリート建物。
側面に大きな窓を並べた切妻造り、直線と平面で構成する現代風の意匠で、一見すると古い建物には見えませんが、妻面に飾られたレリーフの年号(1928)から推測すると同年の起工または竣工のようです。
元々は旧日高町の公会堂として建てられ、その後日高小学校講堂を経て戦後開校した日高高校の講堂に転用されています。
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妻面の眺めに比べると側面は小ぶりな印象。
赤煉瓦の上には換気用の屋根窓が並びます。
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側面の出入口。階段の石組みに年代を感じます。
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by sunshine-works | 2014-01-11 23:57 | 近代建築 兵庫県 | Trackback | Comments(0)
2014年 01月 06日
旧日高町役場
豊岡の近代建築その2

平成17年に豊岡市と合併した旧日高町に、旧町役場の庁舎が残されています。
現在は商工会館として使われているこの建物は、昭和10年頃に建てられ、昭和57年まで日高町役場として使われました。
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山陰本線江原駅の西、町の中心部に建つ木造2階建て、寄棟造り。
玄関を中心としたシンメトリー配置、1階、2階それぞれに縦長窓を廻らせ、中央上部に三角破風を立ち上げます。壁面はスクラッチタイル貼り、軒周りをモルタルで仕上げます。アールデコの要素を備え、地方役場の庁舎としては非常にモダンな意匠です。
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玄関廻り。化粧タイルを貼った角柱で分厚い庇を支えます。
玄関扉は自動ドアに換えられ当時の趣はありません。分厚い庇も後年に改修されたものと思われます。
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当時流行のスクラッチタイルが貼られた壁面。
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by sunshine-works | 2014-01-06 23:57 | 近代建築 兵庫県 | Trackback | Comments(0)