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2007年 03月 30日
関西学院大学2(経済学部、講堂)
西宮の近代建築その13

関西学院の2回目は時計台の左手側、経済学部と講堂を紹介します。

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経済学部校舎

文学部校舎に向かい合っています。大きさもデザインも良く似た造りです。
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正面ファザードはオーダー風の円柱や柱頭で飾られています。
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エントランス上部の窓は2連のアーチ窓。ちなみに文学部は3連の長窓です。
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裏側の景色
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同じく裏側
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講堂

大きな入口部分を中心にして左右対称のデザインとなっています。
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入口周り
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玄関部分の詳細。がっしりした梁がアクセントになっています。
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大きな入口扉が3枚並びます。

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側面、裏側にある大きな窓。
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*次回へ続く

by sunshine-works | 2007-03-30 20:59 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2007年 03月 24日
関西学院大学1(時計台、文学部)
西宮の近代建築その12

西宮の上ケ原にはヴォーリズが全体設計から手がけた関西学院大学の美しいキャンパスが広っています。
今回から建物毎にシリーズで紹介して行きます。

正面に時計台、右側が文学部、左側が経済学部
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時計台(旧図書館)

他の校舎と共に芝生広場を取り囲む様に建つ建物郡の一番正面に位置します。元は図書館として使われていました。
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中央エントランス上の塔屋にドーム屋根を重ねたデザインとなっています。
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エントランス上部に並ぶ5連のアーチ窓と"MASTERY FOR SERVICE"のレリーフ
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入口周り
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ドアの飾り格子
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エントランス天井部分
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それほど大きな建物ではありませんが、ランドマークとして存在感のある建物です。
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文学部校舎

芝生広場を囲む校舎郡の中では向かい側の経済学部と共に大きな建物です。
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この文学部と経済学部、商学部、中等部の各校舎は規模も構造もほぼ似通った建物ですが細部のデザインにそれぞれ特色を出しています。
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正面エントランスの上部には壷飾りがあります。
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エントランス部分をアップで
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使い古された窓
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裏側の景色
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学内で唯一この入口周りだけスクラッチタイルが貼られていました。
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関西学院大学(カンセイガクインと読みます)は神戸市で設立された大学でしたが昭和4年にこの西宮市上ヶ原に移転しました。紹介している校舎は移転開校時に当地に建てられた校舎ですがその後に立てられた校舎も統一した設計デザインが守られ、違和感無く調和しています。

*次回へ続く

by sunshine-works | 2007-03-24 19:22 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2007年 03月 18日
聖和大学
西宮の近代建築その11

昭和7年築。設計W.M.ヴォーリズ。
西宮の丘陵地帯にはヴォーリズが手がけた3つの大学建築が並んでいます。数回に分けて順に紹介していきたいと思います。

聖和大学は3つの大学の中で一番規模の小さな学校です。神学校に起源を持つ幼児教育で有名な大学です。
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現存する創設時の建物は現在4号館と呼ばれている旧本館と旧宣教師館の2棟があります。
4号館を正面から。校門を抜けてしばらく行くと見えてきます。スパニッシュスタイル2階建ての造りです。
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大きな改修はされていないようで、ほぼ竣工時の状態が保たれています。使い込まれた年輪が感じられます。

玄関部分の様子
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木枠の窓もオリジナルのままのようです。
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付属幼稚園の傍に旧宣教師館があります。現在はセミナーハウスとなっています。
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この建物も窓が良い味を出しています。
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その他各部も味わい深いです。
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玄関部分
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by sunshine-works | 2007-03-18 00:23 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2007年 03月 14日
旧新田邸(松山大学温山記念会館)
西宮の近代建築その10

昭和3年築。設計木子七郎。
旧甲子園ホテルの傍の閑静な住宅街にあります。
スパニッシュスタイルを基本としていますが一部に和風の要素も取り入れています。
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庭に面した正面側の景色
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水牛羊の吐水口
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暖炉の煙突のようです。
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この建物は愛媛県出身で大阪で皮革業やベルト製造業を興した新田長次郎が孫の新田利国の為に建てた邸宅です。設計者の木子七郎は愛媛県庁や各地の日赤関係建物を手掛けた有名な設計者ですが、新田長次郎の娘婿にあたります。新田の出身地である愛媛には木子七郎の設計した建築が数多くあります。

東側部分に和室が配されています。
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北面の様子。
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玄関のある西面の様子
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玄関周り詳細
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アーチ窓部分のステンドグラス
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エントランスにはスパニッシュタイルが貼られています。
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タイルのアップ
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玄関脇の窓は独特のガラス(ビンの底の様な)が使われています。
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玄関横にある照明器具
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現在は新田長次郎が設立した松山大学へ寄贈され同大学の関西セミナーハウスとして使われています。(温山とは長次郎の号。出身地の温泉郡山西村に由来)

神戸の旧室谷邸が最近取り壊されましたが、個人邸が維持保存されていくのはかなり難しくなっています。管理コストや相続税を考えると個人レベルでは到底対応できなくなっているようです。この新田邸のように寄贈の形で残されていくのは少数で、多くは惜しまれながら失われているのが現状のようです。

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by sunshine-works | 2007-03-14 22:41 | 近代建築 | Trackback | Comments(2)
2007年 03月 10日
カトリック夙川教会
西宮の近代建築その9

昭和7年築。設計者は梅木省三。ゴシック様式で建てられた大聖堂です。
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設計者として名のある梅木省三ですが詳細は不明です。経歴や他に手がけた建築もわかりません。
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夙川は西宮の山の手に位置し、苦楽園、甲陽園等の高級住宅街への入口にあたります。阪神間モダニズムと呼ばれる文化・風土を育んだ地域の一角にあり、多くの文化人や財界人を輩出しています。

竣工当時阪神間で最大規模のカトリック教会だったそうです。あらためて写真で見ると大きな建物である事が良くわかります。
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教会建築としてはオーソドックスなデザインですが建物自体が大きいので荘厳・重厚な雰囲気が漂います。
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各部の詳細
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西側の屋上部分には小さな尖塔が並びます。
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裏側からの眺め
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この教会も阪神大震災で大きな被害を受けましたが元の姿に修復されました。宗教施設は歴史文化の伝承を大儀として持っているので、建物・施設が大事に守り伝えられている事が多いようです。
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by sunshine-works | 2007-03-10 15:15 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2007年 03月 06日
武庫川浄水場
西宮の近代建築その8

前身は大正12年に西宮町営水道が開設された時の集水場でした。現存しているのは昭和11年に拡充された際の建物です。

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現在は浄水場となっていますが、最初は武庫川の伏流水をポンプで汲み上げて浄水場へ送る施設でした。

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敷地内中央にある主屋。ポンプ機械室のようです。
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西宮町が水道事業を始めるにあたっては、前回紹介した辰馬喜十郎邸を建てた辰馬家(清酒白鹿)と前々回に紹介した多聞ビルの所有者八馬家(清酒多聞)の両酒造家が、実にその建設費の3分の2を負担しています。西宮の発展を支えた酒造業は生活基盤にも大きく係っていました。


ユニークな形状の集水井戸。
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これも集水井戸でしょうか?
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西宮の水道事業に辰馬家・八馬家が多額の寄付をしたことについてですが、事業家の篤志によるものと言うわけではなく、背景には当時の西宮町が水源として宮水を使用していた事にあるようです。優れた醸造用水として知られる宮水の枯渇を危惧した両家が行政を支援して水道敷設を推進したというのが本音ではないでしょうか。



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おまけ

同じく西宮市にあるニテコ池取水施設も共通するユニークな形状をしています。但しこちらは阪神大震災で破損した後にオリジナルのデザインのまま復元されたものです。
*小説や映画の「蛍の墓」の舞台となった場所です。

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これもニテコ池の水源施設
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by sunshine-works | 2007-03-06 01:21 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
2007年 03月 02日
旧辰馬喜十郎邸
西宮の近代建築その7

明治22年築。 白鹿酒造で知られる南辰馬家の邸宅として建てられました。
案内板には南辰馬家当主の辰馬喜十郎が大工の山下某に命じて神戸の英国領事館を模して造らせたと書かれています。

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1,2階に回廊を巡らせたコロニアル風デザインとなっています。
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高名な建築家が手掛けた建物ではなく棟梁が見よう見まねで造った洋館です。日本建築の技術をベースにしたいわゆる擬洋風住宅ですが当時の欧米建築の特色がよく表現されており職人の技術力の高さが伺えます。
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残念ながら門の中へは入れません。
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和風の鬼瓦。辰馬家の紋入です。
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窓は両開きの鎧戸付。正面側はアーチ窓、裏面は四角窓となっています。
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レンガ煙突を備えた付属建物。浴室との事です。
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裏側
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阪神間には灘の酒造家に関連した近代建築が数多くあります。洋館建の邸宅や酒造工場,酒蔵を残した他、美術館・博物館を建てたり学校を創設するなど地域文化に大きな貢献を果たしました。
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by sunshine-works | 2007-03-02 00:41 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)