2008年 11月 24日
旧グッゲンハイム邸
神戸垂水区の近代建築その1

神戸市の西端、明石市に接する垂水区は三宮から電車で20分程の距離ですが、交通アクセスが整備されるまではあまり行き来の無い場所でした。神戸の中心部が開港を契機に都市化されていく中、この辺りにはまだ美しい砂浜沿いの長閑な風景が残り、農業や漁業を中心とした生活が営まれていました。
神戸の発展と拡大に伴い、この地の温暖少雨の恵まれた気候と白い砂浜の向こうに淡路島を望む美しい景色は、やがて別荘地・郊外住宅地として着目される事となります。中でも昭和5年に英国人ジェームズ氏が開発した塩屋の青山台周辺(ジェームズ山)は外国人向けの住宅地として分譲され、神戸西部を代表する高級住宅街となっていきました。
神戸垂水区の近代建築その1はジェームズ山の東に建つ洋館を紹介します。設計は北野の異人館街で多くの設計を手がけたA.N.ハンセルです。
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ドイツ人貿易商グッゲンハイム氏の邸宅として建てられました。塩屋の外国人住宅としては初期にあたる明治42年の築です。
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石段を上った先の門から前庭へ
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コロニアル様式と呼ばれる北野地区の多くの異人館と共通するデザインです。本来は開放式のベランダがガラス窓で塞がれているのも北野の異人館と同じです。
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建物西側。コロニアル様式に特徴的なベイウインドウはこの面に設けられています。
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円形に張り出した玄関ホール。2階ベランダと同じデザインの手摺が添えられています。
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玄関脇から建物南面に沿って石床のテラスが伸びます。
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この玄関扉から中へ
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玄関奥の階段から2階へ
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窓からは素晴らしい海の景色が広がります。
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この建物はその後数度所有者が変わる中で老朽が進み、一時は取り壊しの計画もあったそうですが、現在はこちらの事務局によって修復され各種の催しや見学会が催されています。塩屋に残る洋館のほとんどが非公開の中で貴重な公開物件として素晴らしい姿を見ることが出来ます。
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by sunshine-works | 2008-11-24 15:40 | 近代建築 | Trackback | Comments(4)
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Commented by sy-f_ha-ys at 2008-11-24 19:46
ジェームス山ですが、10年くらい前と、5年前に訪れました。
こちらの邸宅は道が分からず、線路下から撮影した記憶があります。
北野の異人館とは違い、海も近く素敵な場所ですよね。
Commented by ひろ009 at 2008-11-24 22:26 x
こんばんは。
おー、何と美しい写真の数々!
グッゲンハイム邸の魅力を見事に切り取っておられますね。
ローアングル&アップ写真が迫力あり。人が写っていないのも凄いですね。私ももうちょっと構図を勉強しなくては。
Commented by sunshine-works at 2008-11-25 19:05
sy-f_ha-ysさんコメントありがとうございます。このあたりは道が込み入っているので建物が見えていてもなかなか辿り着けなかったりします。
このグッゲンハイム邸は海を臨む小高い丘という絶好のロケーションにあって、とても絵になる建物です。とは言えそれ以上に建物自体もすばらしいのですが。
Commented by sunshine-works at 2008-11-25 19:05
HIRO009さん、コメントありがとうございます。
この建物の美しいディティールと景色に普段以上にのめり込んで大量の写真を撮りました。数打ちゃ当たる式で出来の良い写真が残った結果かも知れません。
夏の暑い日でしたが日差しに恵まれた事も幸いでした。それにしてもあっちこっち撮り甲斐のある素晴らしい建物ですよね。


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