2008年 10月 02日
JR和田岬駅
神戸兵庫区の近代建築その10

兵庫駅と臨海部の工場地帯を結ぶ全長3キロ足らずの短い路線がJR和田岬線です。始発駅と終点駅しかない路線ですが工場通勤者の足として重要な役割を果たしています。この和田岬駅は明治23年の同線開通時に設置されました。現在の駅舎は昭和20年に同駅が改修された際に建てられたものです。
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駅舎といってもほとんど屋根と柱だけの簡単な造りです。無人駅で改札も無い駅なのでこれで十分なのかもしれません。因みに改札業務は兵庫駅で行うシステムとなっており、降りるときも兵庫駅で切符を買います。
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乗客の大部分はこの駅の南側に広がる三菱造船所の従業員です。運行ダイヤは朝晩の通勤時のみ、日中は全く走っていません。
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以前は沿線にあった鐘紡の工場前にも駅が置かれていたのですが、戦災で工場が閉鎖され、その後駅も廃止されてしまいました。また路線の途中には川崎重工の車両工場に繋がる引込線も敷かれています。各地の電鉄会社へ向けた新造車両がこの線を経由して運ばれていきます。
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当然ながら自動改札機などありません。改札を行わないにも拘らず改札ゲートは設置されています。
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改札の外側です。
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唯一この一角だけが部屋らしき部分です。
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バスや地下鉄が整備された都市部で路面を走る鉄道(路面電車を別にすれば)は数少ない物となってしまいましたが都心と近郊の工場地帯を結ぶこのような短い路線が数ヶ所で細々と運行を続けています。日本の近代化や経済発展を支えてきた工場地帯の鉄道支線ですが、都市近郊の大規模工場が合理化や地方への移転により減ってきている現状を見るといずれは消え去ってしまう運命にあるようです。
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おまけ 

和田旋回橋

兵庫運河に架けられた鉄橋。船舶を通す為に橋桁を回転させる旋回橋として造られましたが、現在は固定されたままです。
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by sunshine-works | 2008-10-02 23:22 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
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