2008年 04月 24日
旧兵庫県庁舎(兵庫県公館)
神戸中央区の近代建築その42

現在の兵庫県庁舎の南東には昭和58年まで使われていた旧庁舎が県公館として保存されています。この建物は山口半六の設計により、明治35年に建てられました。
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廃藩置県によって設けられた兵庫県の県庁舎は当初、現在の兵庫区に置かれていました。その後この近辺(地方裁判所のあたり)に移され、明治35年、4代目庁舎として当地に建てられたのがこの建物です。
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設計者の山口半六は技官として多くの学校建築を手掛けました。留学先のフランスの影響を受けた優雅なデザインの作品を全国各地に残しています。一旦引退した後、兵庫県に請われてこの庁舎を設計しましたが残念ながら完成を見ることなく亡くなってしまいました。
フランスルネッサンス式の荘厳なデザインです。現存する県庁舎の中では数少ない明治期に建てられた煉瓦造の庁舎です。
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中庭を取り囲んだロの字型の大きな建物です。南面に正門が設けられています。
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側面に整然と窓が並びます。
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東面中央の入口
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通りに面した北側にも大きな玄関が設けられています。
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こちらも同様に美しく窓が並びます。
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各地を代表する近代建築として建てられた県庁舎も戦後に続々と建て替えが行われ、現役で使われている庁舎は僅かになってしまいました。この兵庫県庁舎は昭和58年に新庁舎が完成した後、修復工事を行って迎賓館や資料館として再利用されることとなりました。地方財政が厳しい中、旧施設を保存し活用していくことは難しくなっていますが、地域の歴史が刻まれた庁舎を後世に残していくことは大変有意義な事と思います。
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by sunshine-works | 2008-04-24 02:38 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
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