2007年 09月 06日
阪急電鉄六甲変電所
神戸灘区の近代建築その5

阪急電鉄の線路に沿って東へ少し戻ります。阪急六甲駅のバス乗り場の隣にレンガ造りの変電所が建っています。大正9年の大阪(十三)~神戸(上筒井)間開通当時から残る建物です。
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デザインとしては特に凝った部分はありません。イギリス積のレンガ壁、アーチ窓、切妻屋根スタイルの一般的な倉庫や工場の形態です。レンガの色合いが年月を感じさせて良い感じです。
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レンガ壁と比べるとスレート葺の屋根は異質な感じがします。後年に葺き替えられたものと思われます。
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隣接してコンクリート造の建物が増築されています。こちらの建物も最近のものではなさそうです。
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数年前まで残っていた大阪市淀川区の変電所もよく似た建物でした。阪急電鉄に限らずレンガで同規模の施設を造れば大概このようなつくりになるのでしょう。
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沿線の市街化が進んでいく中で主要駅の駅前をこのような大きな施設が占有している事は企業の収益視点からも都市開発の観点からも難しくなっています。技術が進んだ今日、装置の小型化や地中設置によって変電所や送電所が街中から姿を消しつつあるのも仕方のないことかも知れません。
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*阪急六甲駅は六甲山方面行きバスのターミナルとなっています。次回から数回に亘り六甲山麓の近代建築を巡ります。

by sunshine-works | 2007-09-06 20:48 | 近代建築 | Trackback | Comments(0)
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