2007年 05月 30日
西宮砲台
西宮の近代建築その25

鳴尾から海沿いを西に向い甲子園浜を抜けて西宮浜へ進みます。公園になっている砂浜の一角に円筒形の奇妙な建造物が鎮座しています。今回はこのブログで紹介する(おそらく)最古の建築物を紹介します。
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慶応2年(1866年)、江戸幕府によって沿岸防御を目的に造られました。兵庫県内にはこの西宮の他に隣の今津や舞子にも同様の砲台がありましたがここ西宮と和田岬(神戸市兵庫区)の砲台が現存しています。
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中央の窓が大砲を撃つ砲眼。合計11個あります。
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砂地に建てるために松杭を1000本以上打って基礎としたそうです(案内板より)。
試射をしたところ煙がすさまじく実用に耐えなかったと言われています。結局一回も使用されないまま明治になり暫くは荒れるにまかせていたようですが大正11年に国史跡に指定され、その後数度の修復を重ねて今に至っています。
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花崗岩を積み上げた上に漆喰を塗って仕上げています。
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円筒形で全周同じ造りなのでどこから撮っても同じ顔です。
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海岸線側からの景色。
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by sunshine-works | 2007-05-30 23:03 | 近代建築 | Trackback | Comments(2)
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Commented by akaru at 2013-02-22 09:56 x
西宮砲台についてはかなり誤解をうけるような伝承があるようです。「しかし実は…」という話がこちらのブログに書かれています。労作です。おひまがあれば覗いてみた上げて下さい。
http://nishinomiya.areablog.jp/page.asp?idx=1000061497&category_idx_sel=10069557
Commented by sunshine-works at 2013-02-23 13:57
akaru様 はじめまして。
ご案内いただいたサイトを訪問させていただきましたが、素晴らしい内容ですね。資料も豊富で説得力があります。
貴重な情報を有難うございました。


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