2007年 02月 24日
西宮の近代建築その6 昭和3年築・設計古塚正治。 西宮の酒造地域のはずれにある堂々とした建物です。 長く八馬汽船の本社として使われていましたが現在は空屋となっています。 最初は1階が西宮銀行、2階が八馬汽船の本社でした。いかにも銀行建築を思わせる外観はその為でしょうか。 八馬汽船は米穀商だった八馬家が起こした海運会社で歴代の船には多聞丸の名が付けられています。これは八馬家が信仰する毘沙門天(多聞天)に由来するものです。多聞の名称は八馬家の酒造会社多聞酒造の清酒名でも知られています。 エントランスホールを貫くコリント式のオーダー柱 エントランス天井の飾り 東面には4本のオーダー。 柱頭のアップ 窓、扉はふさがれ内部がどうなっているのかわかりません。補修はされているようですが空家となってだいぶ経過しているようです。他の銀行建築の事例に倣って有効な活用を図れないものでしょうか。このまま眠らせて置くのはもったいない建物です。
by sunshine-works
| 2007-02-24 11:53
| 近代建築 兵庫県
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