2018年 03月 11日
広島県尾道市の近代建築その15 因島の中央部、白滝山の中程に昭和初期に建てられた洋風住宅が残されています。 現在はペンションとして使われているこの建物は昭和6年にアメリカ人宣教師ファーナム氏の住居として建てられました。 この建物は大正期から昭和期に掛けて日本各地で多くの近代建築を手掛けたW.M.ヴォーリズの作品の一つで、広島県内では唯一の現存例となります。 険しい斜面に建つ木造三階建て、1階部分のみ鉄筋コンクリート造。木枠を表面に見せるハーフティンバー、2箇所に設けた張り出し窓、大きな勾配の三角屋根、城郭風の塔屋等、ヴォーリズの作風が随所に盛り込まれています。 2階に設けられた玄関。小さなアーチで飾られています。 正面側の眺め。 戦後しばらく造船会社のゲストハウスとして使われた後にペンションとして利用されています。 内部を見学させていただきました。 2階の客室へ上がる階段。
by sunshine-works
| 2018-03-11 11:12
| 近代建築 広島県
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