2018年 01月 28日
広島県尾道市の近代建築その9 尾道駅前から連なるアーケード街の途中を南へ下って程なく、かつて銀行浜と呼ばれていた一角に大正期の銀行建築が残されています。現在おのみち歴史博物館として使われているこの建物は尾道銀行の本店として大正12年に建てられました。 角地に建つ鉄筋コンクリート2階建て。道路に面した二面に化粧タイルを貼り、アーチで囲んだコーナーの入口周りを切石で飾ります。大正期の銀行建物ですが当時としては非常にモダンな意匠です。 良港に恵まれ鉄道との中継地となった尾道は広島県東部随一の経済都市として栄え、この銀行が建てられた一帯には多くの金融機関が建ち並びました。 尾道銀行はこの建物が竣工した8年後に備後地区の2銀行と合併、戦後に芸備銀行を経て最後は広島銀行の主張所として平成16年まで使われました。
by sunshine-works
| 2018-01-28 23:45
| 近代建築 広島県
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