2016年 04月 08日
京都の鉄道遺産 綾部~東舞鶴間を結ぶ舞鶴線は途中区間を伊佐津川と並行して進んで行きます。 この舞鶴線が伊佐津川を幾度も渡る地点に架けられた橋梁には明治37年の同線開業時に設置された煉瓦造の橋脚が使われています。 伊佐津川を渡る舞鶴線の橋梁は渕垣駅東の第一伊佐津川橋梁から西舞鶴駅東の第六伊佐津川橋梁までの6橋。すべてに開業時の煉瓦橋梁が残っています。 明治期の煉瓦橋脚が現役で使われている橋梁は全国各地に数多くありますが、このように連続して現存する事例は希少なものです。 伊佐津川橋梁にはどれもイギリス積の煉瓦橋脚が使われていますが、最下流のこの橋脚のみ形状が異なります。橋脚の両端が丸みを帯びた他の5橋と異なりこの第六橋梁は先端が尖り、補強の石積みの配置も異なります。川幅が広く増水時に水量が増える下流部に合わせたものと推測されます。 橋台の煉瓦構造物も状態良く残されています。 真倉集落の中で佐津川を渡る第四橋梁。 梅迫~渕垣間の山間いに架けられた第三橋梁から第一橋梁を順番に。
by sunshine-works
| 2016-04-08 14:57
| 近代建築 京都府
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