2015年 08月 08日
愛隣会館(旧松江育児院礼拝堂)
島根県松江市の近代建築その6

松江市の中心街から北東方向、住宅街の一角に昭和初期に建てられた木造洋館が残されています。
当地一帯で営まれていた孤児院の施設として昭和6年に建てられました。
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明治26年の松江洪水の孤児救済として松江育児院を開設した福田平治はその後愛隣社を創設し、山陰を中心に福祉事業を展開します。
この建物周辺は市の中心部にあった育児園が明治36年に移築された場所で、愛隣社の礎となった場所でした。
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当地の孤児院の施設は昭和20年代まで存続していましたが、その後敷地内の建物は取り壊され、この会館だけが市の施設として公共用途に利用されました。
現在はNPO法人に買い取られ、保存修復して活用を図る予定となっています。
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後に講堂としても使われた階高の高い平屋建て、大きな切妻屋根が特徴で、妻面上部に縦長の換気窓を配します。
現在トタンで覆われている外壁の下半分は元々は木壁と思われ、上半分は前回紹介した旧制松江高等学校外国人宿舎と同じモルタル投げ塗りで仕上げます。
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by sunshine-works | 2015-08-08 23:57 | 近代建築 島根県 | Trackback | Comments(0)
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